フィリピン共和国
北海道大学、東京大学、高知大学
フィリピン大学ディリマン校・海洋研究所(UPMSI) 他
平成21年度(2009年度)
5年間
包括的環境負荷・生態系応答評価と沿岸生態系保全スキームの提言
世界でも指折りの豊かさを誇っているフィリピンの沿岸生態系は、無秩序な観光開発や過剰漁業、周辺流域の開発、さらには地球環境変動の影響等が複合的に作用することによって急速に衰退しつつある。それらの環境負荷の実態や生態系応答・回復過程、負荷をもたらす地域コミュニティーの社会経済構造等を把握することを通じて、地域コミュニティーの持続的発展と環境保護を両立させた沿岸生態系の保全・適応管理システムの構築に挑む。
複合環境負荷下での沿岸生態系保全・適応管理スキームを提言する
様々な環境負荷や沿岸生態系応答の包括的評価に関する合同集中調査を5重点サイトで行うとともに数値シミュレーション解析を実施した。統合的意志決定支援システム開発等を進め、負荷制御や生態系回復に有効な地域コミュニティー管理、海洋保護区のあり方等を提示していく。
生物資源
ブルーエコノミー振興のための持続可能な海藻由来機能性製品の開発
生物資源
難防除病害管理技術の創出によるバナナ・カカオの持続的生産体制の確立
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
未利用天然ゴムの種の持続的カスケード利用による地球温暖化およびプラスチック問題緩和策に関する研究
生物資源
持続可能な漁業を実現する高付加価値バイオ素材の有効利用