スーダン共和国
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スーダン科学技術大学(SUST)
平成21年度(2009年度)
5年間
乾燥地の農業に甚大な被害を与えるストライガ
スーダンには広大な耕作可能地があるが、長年「ストライガ」という雑草の被害に悩んできた。ストライガは、作物の根に寄生し養分と水分を奪って育つアフリカ特有の雑草で「魔女の雑草」とも呼ばれ、乾燥地の穀物生産に深刻な被害を与えている。その対策として、ストライガの発芽を制御する薬剤や微生物の探索、及び有効な駆除法の開発と、ストライガに耐性を持つ穀物類等の導入に取り組んでいる。
伝統的な知識と最新技術を組み合わせ、ストライガを駆除
ストライガを自滅に追い込む物質の開発や、耕作地を乾燥から防いで被害を減らす研究が進展している。現地住民に伝統的な駆除知識の聞き取りを行うとともに、農民学校を開催し開発した技術の普及も行っている。スーダンの食糧生産を増大・安定化させ、将来的にはアフリカのサハラ以南全域のストライガ駆除を目指す。
生物資源
バナナ萎凋病の診断・警戒システムと発病制御戦略の構築と実装
生物資源
スーダンおよびサブサハラアフリカの乾燥・高温農業生態系において持続的にコムギを生産するための革新的な気候変動耐性技術の開発
生物資源
葯培養及びシチズンサイエンスによる即時的稲品種開発体制の構築
生物資源
熱帯地域における持続的野菜生産のためのトウガラシ、トマトの革新的な育種技術開発