ブラジル連邦共和国
東京大学、理化学研究所
農牧研究公社ダイズ研究センター(Embrapa Soybean)
平成21年度(2009年度)
5年間
ダイズ生産の障害となっている干ばつの克服に向けて
ブラジルにおいて重要な輸出用作物であるダイズは、近年干ばつによって大きな被害を受けている。干ばつに強い品種の開発に向けて、モデル植物を用いた研究成果を応用したり、ゲノム解析技術を用いてダイズの遺伝子を網羅的に探索し、乾燥ストレス耐性に関わる遺伝子群の特定とそれを制御する仕組みを解明する。さらに、得られた成果を利用して新しいダイズを開発し、実験圃場で栽培して評価し、干ばつに強い系統を選抜する。
乾燥耐性遺伝子を同定し、干ばつに強いダイズの分子育種に応用
モデル植物(シロイヌナズナ)の乾燥耐性に関わる遺伝子と同様の機能をもつダイズの遺伝子の特定を進めた。また、ストレス下のダイズ遺伝子の発現を網羅的に解析している。今後は耐性遺伝子とその発現を調節するDNA領域(プロモーター)との最適な組み合わせを明らかにしてダイズに導入する。
生物資源
バナナ萎凋病の診断・警戒システムと発病制御戦略の構築と実装
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
“フィールドミュージアム”構想によるアマゾンの生物多様性保全
生物資源
持続可能な漁業を実現する高付加価値バイオ素材の有効利用
生物資源
熱帯地域における持続的野菜生産のためのトウガラシ、トマトの革新的な育種技術開発