令和6年7月8日から12日に開催された第9回全球エネルギー水循環プロジェクト(GEWEX)国際会議において、日本の関係省庁、地方公共団体等の関係者が企画する「ステークホルダーセッション」の1つとして、地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)をテーマとした「SATREPS:開発途上国と共に地球規模課題に挑む国際共同研究~気候変動と水に関わる成果と今後の展望~」と題するセッションを独立行政法人国際協力機構(JICA)と共催しました。セッションでは、日本と開発途上国両国の研究者より、これまで進めてきた研究開発と社会実装の一例を紹介するとともに、SATREPSのような枠組みの今後の方向性などについて議論を行うことができました。
時間 | 内容 | 登壇・対応者 |
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13:00-13:05 | 開会挨拶 | 小谷 元子 SATREPS運営統括(東北大学) |
13:05-13:10 | セッションコーディネータ挨拶 | 渡邉 紹裕 SATREPS推進委員(京都大学) |
13:10-13:30 | SATREPS事業説明 | 田端 千夏 JST国際部主査 細川 幸成 JICA地球環境部防災グループ長 |
13:30-13:55 | 研究発表1) | 田中 賢治 教授(京都大学防災研究所) ハビブラエフ バヒトジャン サギドゥレビッチ センター長(アラル海流域国際イノベーションセンター(IICAS)) 環境領域 ウズベキスタン課題(2020年度採択) 講演タイトル「アラル海地域における水利用効率と塩害の制御に向けた気候にレジリエントな革新的技術開発」 |
13:55-14:20 | 研究発表2) | 島田 沢彦 教授(東京農業大学地域環境科学部) 登坂 博行 相談役((株)地圏環境テクノロジー) ラシッド モハメド ムフメド 講師(ジブチ大学) 環境領域 ジブチ課題(2018年度採択) 講演タイトル「ジブチにおける持続可能な緑化ポテンシャル評価のための広域水循環動態モデリング」 |
14:20-14:45 | 研究発表3) | 大原 美保 教授(東京大学大学院情報学環総合防災情報研究センター) フェルナンド C. サンチェズ 教授(フィリピン大学ロスバニョス校) マリア アンヘレス O. カテロ 教授(フィリピン大学ロスバニョス校) ビセンテG. バララン Jr. 氏(土木研究所/フィリピン大学ロスバニョス校) 防災領域 フィリピン課題(2019年度採択) 講演タイトル「フィリピン共和国における気候変動下での持続的な地域経済発展への政策立案のためのハイブリッド型水災害リスク評価の活用」 |
14:45-15:10 | 研究発表4) | 森 信人 教授(京都大学防災研究所) ムハンマド ファリド 沿岸海洋開発センター長(バンドン工科大学) 防災領域 インドネシア課題(2021年度採択) 講演タイトル「インドネシア沿岸を対象とした自然を生かした災害リスク軽減の取り組み」 |
15:10-15:20 | 休憩 | |
15:20-15:50 | ゲスト講演 | アンナ ソレンソン 教授(ブエノスアイレス大学) 講演タイトル「Agriculture and hydrologic change in Argentina」 |
15:50-16:50 | パネルディスカッション+Q&Aセッション | モデレーター: 寶 馨 SATREPS推進委員(防災科学技術研究所) パネリスト: ハビブラエフ バヒトジャン サギドゥレビッチ センター長(アラル海流域国際イノベーションセンター(IICAS)) 島田 沢彦 教授(東京農業大学地域環境科学部) 大原 美保 教授(東京大学大学院情報学環総合防災情報研究センター) ムハンマド ファリド 沿岸海洋開発センター長(バンドン工科大学) |
16:50-17:00 | セッションコーディネータ挨拶 | 渡邉 紹裕 SATREPS推進委員(京都大学) |