JST/CRDS 公開シンポジウム
デジタル社会における新たなトラスト形成 ~ 総合知による取り組みへ ~

開催趣旨

デジタル化の進展につれて、バーチャルな空間にも人間関係が広がり、AIのような複雑な技術を用いたシステムへの依存が高まり、だます技術も高度化してしまいました。その結果、デジタル社会と言われる今日において、社会におけるトラスト(信頼)関係にほころびが見られます。この問題は、自動運転車、AIエージェント、コミュニケーションロボット、メタバースなどの新技術・新サービスの社会受容を左右するとともに、フェイク・偽装・なりすましなどによる詐欺・犯罪の懸念を高めています。
このような問題意識から、JST CRDSでは「デジタル社会における新たなトラスト形成」をテーマとした調査・検討を進め、2022年9月に戦略プロポーザルを公表しました。本シンポジウムでは、その概要を紹介するとともに、関連する研究開発事例、総合知による取り組みの必要性、ステークホルダー関与の重要性などの観点から7件の招待講演をいただきます。トラスト形成に関する取り組みはさまざまな分野で進められており、それら分野横断の知見共有・連携にもつながるような活発な議論、幅広い分野からの参加を歓迎いたします。

・より詳しい開催趣旨はこちら(PDF:1.13 MB)

・戦略プロポーザル「デジタル社会における新たなトラスト形成」はこちら

日時

2023年1月10日(火) 13:30~18:00

場所

Zoom Webinar によるオンライン開催

主催

科学技術振興機構(JST)研究開発戦略センター(CRDS)

プログラム

第1部 開催趣旨
13:30~13:35 開催挨拶
木村 康則(科学技術振興機構 研究開発戦略センター)
13:35~14:00 講演1:戦略プロポーザルの紹介
福島 俊一(科学技術振興機構 研究開発戦略センター)
第2部 トラスト3側面への取り組み事例
14:00~14:30 講演2:(対象真正性)Trusted Web
クロサカ タツヤ(株式会社 企)
14:30~15:00 講演3:(内容真実性)メディアのトラスト
山口 真一(国際大学 GLOCOM)
15:00~15:30 講演4:(振る舞い予想・対応可能性)システムのトラスト
中島 震(国立情報学研究所)
休憩[10分]
第3部 トラスト3側面の融合・分野横断の必要性
15:40~16:00 講演5:トラスト3側面の捉え方
大屋 雄裕(慶應義塾大学 法学部)
16:00~16:20 講演6:情報系での国際的動向と分野横断の必要性
村山 優子(津田塾大学 数学・計算機科学研究所)
16:20~16:40 講演7:ステークホルダー関与、医療分野での実践事例
山本 ベバリー アン(大阪大学 人間科学研究科)
16:40~17:00 講演8:人文・社会系での取り組みと分野横断の必要性
小山 虎(山口大学 時間学研究所)
第4部 総合討論
17:00~18:00 総合討論
司会:福島 俊一(科学技術振興機構 研究開発戦略センター)
総括コメンテーター:中川 裕志(理化学研究所 革新知能統合研究センター)
質疑・議論:登壇者、聴講者
18:00 閉会


登壇者プロフィールはこちら(PDF:626KB)

参加申込方法

  • どなたでもご参加いただけますが、事前登録をお願い致します(参加無料)。
    こちらの 「参加登録受付フォーム」からご登録ください。(※受付終了)
  • 参加登録受付期限:2023年1月9日(月) 24:00
    参加に関わるお願い事項等:こちらの開催案内(PDF:1.13 MB)を参照ください。

問い合わせ窓口

科学技術振興機構(JST) 研究開発戦略センター(CRDS)
システム・情報科学技術ユニット 福島 俊一  E-mail: E-mailアドレス