SCIENCE AGORA

概要

企画タイトル "人類学発想"で未来を構想する
Title Imagine the future by anthropology-thinking
企画概要 世界各地に生きる民族の暮らしを研究する学問「文化人類学」の調査手法と思想を活用して、「こんな未来だったらいいな」という、未来を主体的に構想するセッションを実施します。 新型コロナウイルスにより、生活が予測不能な方向へと変わっていく中だからこそ、いま、改めて、私たちの暮らしを根っこから考えてみませんか? 映像資料を豊富に上映し、そこから発見を見つけるセッションを予定しています。
出展者名 博報堂ブランドイノベーションデザイン
Exhibitor Hakuhodo Brand Innovation Design
企画番号 1706
配信日時 11月17日(火)13:00-15:00
登壇者プロフィール
    下中菜穂
    (造形作家・もんきり研究家・出版社エクスプランテ)

    中植きさら
    (ポレポレ東中野)

    津田啓仁
    (博報堂)


    下中菜穂


    中植きさら


    津田啓仁

プログラム
  • アジェンダ(予定)
  • ・イントロダクション「人類学発想と未来構想とは」
  • ・実践事例
  • ・参加者とのトライアルセッション

出展レポート

出展企画内で行われた対話の内容や今後の活動における課題や展望

映像上映中は、世界の様々な場所で生きる人々の営みを眺め、参加者がそれぞれ「自分ごと」に引きつけて感想を述べ合った。
- (踊るように洗濯する姿を見て、)すごく合理的な生活活動だと思いました。1活動対1効果ではない。現代の私たちが失ってしまっている行為。
- (屋外でパンを焼く姿を見て、)こちらの集落は、どこからどこまでが「家」の範疇なんだろうと気になります。
- (小さなテーブルで小皿に取り分けず一斉に食事する光景を見て、)家族が同じタイミングで、満足いくだけ食べられるシステム、空間があったら良いのかも。
など、私たちの習慣的な行為や概念を揺り動かすコメントが多数寄せられ、それを踏まえて、未来の暮らしへ残していきたい態度や欲求を語り合った。
「プロセスを大事にする」「自分の”手”で何かを作る」「自分なりの素朴な楽しみを見つける」など、参加者全員が自分を見つめ直す機会となった。

映像という財産の今後の活用可能性について、深めていきたい。特に、オンラインという状況にあって、人と人がフィジカルに向き合いながら対話したり発想したりすることが困難な状況にあって、 体験の共有や発想の触発を、映像を通してより効果的に行う方法や枠組みの模索をしたい。 また、人類学発想というテーマでは、その「方法」に面白みや奥深さがあるので、そちらもぜひ深めていきたい。

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