ブラジル連邦共和国
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リオデジャネイロ連邦大学(UFRJ)、サンタカタリーナ連邦大学(UFSC)
平成20年度(2008年度)
3年間
今あるものを無駄なく活用し、地球温暖化の抑止に貢献サトウキビやトウモロコシを原料とするバイオエタノール燃料は、大気中のCO2を増やさず地球温暖化抑止に効果的なことから、需要が高まっている。しかし食料・飼料生産との競合による価格高騰、栽培地拡大に伴う森林地伐採等の問題がある。そこで、サトウキビから糖液をしぼったあとの残りかす(バガス)や茎葉等の廃棄物からバイオエタノールを生産する技術開発が進行中である。バガスや茎葉等は構造が強固で、しかもエタノールに変換できない成分が含まれている。
バガスや茎葉の利用に最適な燃料用エタノール生産システムを作る強固な原料を少ない投入エネルギー量で分解する技術を開発するとともに、新しい発酵菌の開発にも成功した。持続可能なバイオ燃料生産によって地球温暖化の緩和に貢献することを目標に掲げ、東南アジア等他の地域への展開も視野に入れている。
環境・エネルギー
(気候変動)
アマゾンの森林における炭素動態の広域評価
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
"フィールドミュージアム"構想によるアマゾンの生物多様性保全
防災
北中米太平洋沿岸部における巨大地震・津波複合災害リスク軽減に向けた総合的研究
生物資源
デジタルプラットフォームを活用したルーメン微生物フローラと草地管理の最適化による牛肉バリューチェーン創出プロジェクト