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開催趣旨

科学技術イノベーション（STI）は従来から経済・産業の進展や地球規模課題の解決に必要不可欠に重要であると認識されていましたが、昨今はSTIと安全保障や外交、保健衛生、エネルギー、食料といった国家の重要な政策や戦略の結びつきが強くなっています。OECD（経済協力開発機構）CSTP（科学技術政策委員会）が2023年3月に発表した基幹報告書「STI Outlook 2023」は、STI政策の「安全保障化（※1）」を指摘しています。

こうした状況下、CSTPは2024年4月に、9年ぶり13回目となる閣僚級会合を「持続可能で包摂的な未来に向けた変革的な科学技術イノベーション政策」をテーマに開催しました。この会合の成果物として発表された大臣宣言等の関連文書は、「変革的な科学技術政策の必要性」、「国際協力と技術ガバナンスにおける共通価値・原則の強化」、「科学技術イノベーションの包摂性促進」、「戦略・政策立案のためのエビデンス基盤の強化」など、いくつもの重要な観点を挙げています。また、CSTPは「STI Outlook 2025」を2025年上半期に発行する予定です。日本では、第7期科学技術・イノベーション基本計画（2026年～2030年）の検討が本格化しています。変革の時代において、STI政策には非常に広範かつ複雑な問題への対応が求められています。

今回のセミナーでは、OECDのジェリー・シーハン科学技術・イノベーション局長および同局のアレサンドラ・コレッキア課長を招き、OECDにおける最新動向等についてSTI政策関係者に対して解説・インプットいただくとともに、それらを基に、我が国のキーパーソンがこれからのSTI政策について議論を行います。

※1 Organisation for Economic Co-operation and Development (OECD), “OECD Science, Technology and Innovation Outlook 2023: Enabling Transitions in Times of Disruption” (OECD Publishing, 2023).

・フライヤーはこちら（PDF形式：925KB）

日時

2025年1月22日(水)　14:00～17:30（13:30開場予定）

会場・形式

科学技術振興機構（JST）東京本部別館1階ホール（アクセス） ＋ Zoomウェビナーによるオンライン配信
※日英同時通訳付

主催

国立研究開発法人科学技術振興機構（JST）研究開発戦略センター（CRDS）

協力

内閣府、文部科学省

プログラム（敬称略）

開会挨拶
14:00-14:30	橋本 和仁　科学技術振興機構（JST） 理事長/内閣官房科学技術顧問 井上 諭一　文部科学省 科学技術・学術政策局局長 内閣府（調整中） 菊川 人吾　経済産業省 イノベーション・環境局局長
セッション1　基調講演
14:30-15:10	Jerry Sheehan, Director for Science, Technology and Innovation, OECD
セッション2　パネルディスカッション　"STI Outlook 2025への期待とわが国の第7期STI基本計画"
15:10-15:15	趣旨説明
15:15-15:40	基調スピーチ Alessandra Colecchia, Head, Science and Technology Policy Division, Directorate for Science, Technology and Innovation, OECD
休憩（15分）
15:55-17:20	ディスカッション 【パネリスト（話題提供順）】 ・永澤 剛　内閣府 科学技術・イノベーション推進事務局 参事官（統合戦略担当） ・倉田 佳奈江　文部科学省 科学技術・学術政策局 参事官（国際戦略担当） ・八木 俊介　東京大学 生産技術研究所・准教授 / JST科学技術政策フェロー ・佐田 豊　東芝 上席常務執行役員 / 最高技術責任者（CTO） ・Jerry Sheehan, Director for Science, Technology and Innovation, OECD ・Alessandra Colecchia, Head, Science and Technology Policy Division, Directorate for Science, Technology and Innovation, OECD 【モデレーター】 ・浅野 佳那　JST CRDS フェロー / 科学技術国際動向調査室調査役
総括・閉会挨拶
17:20-17:30	次田 彰　JST理事

総合司会：有本 建男　JST参与 / JST CRDS 上席フェロー

講演者

ジェリー・シーハン（Jerry Sheehan）氏

OECD科学技術・イノベーション局長。米マサチューセッツ工科大学にて電気工学（学士）および技術政策（修士）を学ぶ。米国 国立医学図書館、⽶国 科学技術政策局（OSTP）等を経て、米国 科学技術会議（NSTC）オープンサイエンス小委員会 共同議長、OECDイノベーション・技術政策作業部会 議長、G7オープンサイエンス作業部会 米国代表等を歴任。

・プロフィール詳細（英語）はこちら（外部リンク）

アレッサンドラ・コレッキア（Alessandra Colecchia）氏

OECD科学技術・イノベーション局科学技術政策課長。新興・融合技術、グローバル・サイエンス・フォーラム、宇宙・海洋プログラム、科学技術分野の測定基準や実証分析など、科学技術・イノベーション政策に関する業務を統括。デジタル計測を主導し、OECDの統合政策フレームワーク「Going Digital」の各次元の主要指標を提示、将来の計測ロードマップを設定した「Measuring the digital transformation」を発表（2019年）。

・プロフィール詳細（英語）はこちら（外部リンク）

参加申込方法／Registration

どなたでもご参加いただけますが、事前登録をお願いいたします（参加無料）。
ご希望の参加方法により、下記どちらかの参加登録受付フォームからご登録ください。

• 対面参加登録受付フォーム（外部リンク） ※定員：100名
  （参加登録受付期限：2025年1月20日(月) 10:00）
• オンライン参加登録受付フォーム（外部リンク） ※定員：450名
  （参加登録受付期限：2025年1月20日(月) 10:00）

Anyone can participate, but please register in advance (participation fee is free).

• In-person（100 seats）
  （deadline: Monday, January 20, 2025 at 10:00 AM）
• Zoom Webinar（450 seats）
  （deadline: Monday, January 20, 2025 at 10:00 AM）

問い合わせ

国立研究開発法人科学技術振興機構（JST）研究開発戦略センター（CRDS）
科学技術外交グループ　　E-mail: