JST/CRDS 公開ワークショップ
「意思決定のための情報科学 ~情報氾濫・フェイク・分断に立ち向かうことは可能か~」
「意思決定のための情報科学 ~情報氾濫・フェイク・分断に立ち向かうことは可能か~」
開催趣旨
我が国が描く社会像Society 5.0は「人間中心の社会」であり、社会に広がる人工知能(AI)技術に関して「人間中心のAI社会原則」を掲げています。AI技術が進化し、様々なタスクの自動化が可能になりつつありますが、自動化するタスクの定義や結果の最終判断等、上位の意思決定に責任を持つのは人間です。しかし、そのように人間の主体的意思決定が求められる一方で、情報の氾濫、社会のボーダーレス化、フェイク情報の流通等によって、人間の主体的意思決定が難しくなり、悪意・扇動意図を持った情報操作によって社会の方向性が左右される危険性さえ生じます。本ワークショップでは、このような問題・懸念は必ずしも技術だけで解決できるものではないことを踏まえつつも、人間の主体的意思決定を助けるために情報科学はどのような取り組みが可能かを論じます。5つの技術的アプローチを示した上で、推進すべき研究開発の方向性を考えます。
日時
2019年7月25日(木) 13:00~17:50(交流会 18:00~19:30)
会場
JST東京本部別館 1Fホール (東京都千代田区五番町7 K's五番町 【MAP】)
当初予定していたJST東京本部(サイエンスプラザ)からJST東京本部別館に会場を変更しました。
主催
科学技術振興機構(JST)研究開発戦略センター(CRDS)
プログラム
13:00~13:10 | 開催挨拶、趣旨説明 |
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13:10~13:30 | 問題意識の提示 福島 俊一(科学技術振興機構 研究開発戦略センター) |
13:30~14:00 | 発表①「フェイクニュース問題: 計算社会科学によるアプローチ」 笹原 和俊(名古屋大学) |
14:00~14:30 | 発表②「フェイク動画問題: メディア解析技術によるアプローチ」 山岸 順一(国立情報学研究所) |
14:30~14:45 | 休憩 |
14:45~15:15 | 発表③「言論マップ、ファクトチェック: 自然言語処理技術によるアプローチ」 乾 健太郎(東北大学) |
15:15~15:45 | 発表④「大規模意見集約: 集合知・エージェント技術によるアプローチ」 伊藤 孝行(名古屋工業大学) |
15:45~16:15 | 発表⑤「自動意思決定・自動交渉: 機械学習・最適化技術によるアプローチ」 森永 聡(NEC) |
16:15~16:30 | 休憩 |
16:30~17:45 | 総合討論 モデレーター:福島 俊一(科学技術振興機構 研究開発戦略センター) ①~⑤の発表者、および、コメンテーター(花水木法律事務所 小林正啓) |
17:45~17:50 | 閉会挨拶 |
18:00~19:30 | 交流会 |
参加申込方法
- 参加申込:事前登録制
こちらの 「参加登録受付フォーム」からご登録ください。(※受付終了) - 参加申込期限:2019年7月19日(金)13:00(〆切を延長しました)
定員に達した場合はそれ以前でも申込を締め切る可能性があります。
参加費
- ワークショップ(13:00~17:50)は参加費無料。
- 交流会(18:00~19:30)は会費制で参加費2,000円。
問い合わせ窓口
科学技術振興機構(JST) 研究開発戦略センター(CRDS)
システム・情報科学技術ユニット 福島 俊一 E-mail: