本研究領域は、ミクロの世界で観測される量子力学的現象を制御し、記憶、演算などの情報処理を行うシステムへ展開していくための基盤となる新しい技術の創出を目指す研究を対象とするものです。
具体的には、光・電子・原子・原子核など様々な系を対象として、量子効果に基づく基本的なデバイスや多量子ビット化の技術、量子情報の伝送技術や中継技術、さらにそれらの基盤となる要素研究、例えば量子もつれ現象の制御・観測に関する研究等に関して、シミュレーションを含めた実証的な研究を対象とします。
(所属・役職は、平成18年12月時点のものです。)
□井元 信之 (大阪大学大学院基礎工学研究科 教授)
「光子を用いた量子演算処理新機能の開拓」 (239kb)
□蔡 兆申 (日本電気(株)基礎・環境研究所 主席研究員/
(独)理化学研究所フロンティア研究システム 非常勤チームリーダー)
「超伝導量子ビットシステムの研究開発」 (325kb)
□清水 富士夫 (日本電信電話(株)物性科学基礎研究所 客員教授/電気通信大学 共同研究員)
「中性原子を使った量子演算システムの開発」 (871kb)
□高橋 義朗 (京都大学大学院理学研究科 助教授)
「原子アンサンブルを用いた量子情報処理の基盤技術開発」 (172kb)
□古澤 明 (東京大学大学院工学系研究科 助教授)
「量子ネットワークへ向けた量子エンタングルメント制御」 (245kb)
□占部 伸二 (大阪大学大学院基礎工学研究科 教授)
「冷却イオンを用いた量子情報処理基礎技術」 (274kb)
□百瀬 孝昌 (東京工業大学大学院理工学研究科 客員教授/ブリティッシュコロンビア大学 教授)
「分子の電子・振動・回転状態を用いた量子演算基盤技術の開発」 (241kb)
□小坂 英男 (東北大学電気通信研究所 助教授)
「単一光子から単一電子スピンへの量子メディア変換」 (256kb)
□井上 恭 (大阪大学大学院工学研究科 教授)
「通信波長帯量子もつれ光子とその応用システム」 (220kb)
□香取 秀俊 (東京大学大学院工学系研究科 助教授)
「極低温原子を用いる量子計測法の開拓」 (512kb)
□北川 勝浩 (大阪大学大学院基礎工学研究科 教授)
「分子スピン量子コンピュータ」 (312kb)
□宮下 精二 (東京大学大学院理学系研究科 教授)
「量子多体協力現象の解明と制御」 (193kb)
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