本研究領域は、世界最先端レベルの超高速・大容量計算機環境と精緻なモデル化・統合化によって、複数の現象が相互に影響しあうようなマルチスケール・マルチフィジックス現象の高精度且つ高分解能の解を求めることを研究の対象とします。
具体的には、地球環境変動、異常気象、およびそれに起因する災害予測、人工物の安全性・健全性の評価、複雑な工業製品の設計・試作、ナノレベルの材料挙動、生体内たんぱく質構造と生体内薬物動態など、支配因子が未知あるいは不確定性を含む現象やスケールが極度に異なる現象等のモデル化の研究、そのようなモデルの統合数値解析手法の研究、モデルや入力データの妥当性・結果の信頼性の評価方法の研究などが含まれます。
(所属・役職は、平成18年12月時点のものです。)
□尾形 修司 (名古屋工業大学大学院工学研究科 教授)
「ナノ・メゾ・マイクロの複雑固液界面の大規模数値解析」 (426kb)
□押山 淳 (筑波大学大学院数理物質科学研究科 教授)
「計算量子科学によるナノアーキテクチャ構築」 (305kb)
□佐藤 正樹 ((独)海洋研究開発機構地球環境フロンティア研究センター サブリーダー)
「全球雲解像大気モデルの熱帯気象予測への実利用化に関する研究」 (1,653kb)
□高田 俊和 (日本電気株式会社基礎・環境研究所 主席研究員)
「QM(MRSCI+DFT)/MM法による生体電子伝達メカニズムの理論的研究」 (769kb)
□高橋 桂子 ((独)海洋研究開発機構地球シミュレータセンター グループリーダー)
「災害予測シミュレーションの高度化」 (647kb)
□天能 精一郎 (名古屋大学大学院情報科学研究科 助教授)
「生体系の高精度計算に適した階層的量子化学計算システムの構築」 (578kb)
□平尾 公彦 (東京大学大学院工学系研究科 教授)
「ナノバイオ系のシミュレーションとダイナミクス」 (272kb)
□松浦 充宏 (東京大学大学院理学系研究科 教授)
「観測・計算を融合した階層連結地震・津波災害予測システム」 (463kb)
□長岡 正隆 (名古屋大学大学院情報科学研究科 教授)
「凝集反応系マルチスケールシミュレーションの研究開発
−大規模原子情報の疎視化・再構成技法・疎視的理論の開発−」 (221kb)
□羽角 博康 (東京大学気候システム研究センター 助教授)
「海洋循環のスケール間相互作用と大規模変動」 (302kb)
□町田 昌彦 (日本原子力研究開発機構システム計算科学センター 研究主幹)
「超伝導新奇応用のためのマルチスケール・マルチフィジックスシミュレーションの基盤構築」
(330kb)
□三上 益弘 (産業技術総合研究所計算科学研究部門 副部門長)
「DDSシミュレータの研究開発」 (324kb)
□諸熊 奎治 (京都大学福井謙一記念研究センター 研究リーダー)
「複雑分子系の複合分子理論シミュレーション」 (302kb)
□山中 康裕 (北海道大学大学院地球環境科学研究院 助教授)
「海洋生態系将来予測のための海洋環境シミュレーション研究」 (874kb)
□山本 量一 (京都大学大学院工学研究科 助教授)
「ソフトマターの多階層/相互接続シミュレーション」 (427kb)
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