本研究領域は、情報科学技術の発展により急速な進歩を遂げたメディア芸術という新しい文化に係る作品の制作を支える先進的・革新的な表現手法、これを実現するための新しい基盤技術を創出する研究を対象とします。
具体的には、コンピュータ等の電子技術を駆使した映画、アニメーション、ゲームソフト、さらにはその基礎となるCGアート、ネットワークアート作品等の高品質化(多次元化も含む)を目的とした映像や画像の入力・処理・編集・表示技術、インターフェイス技術、ネットワーク技術等に関する研究を行います。視覚や聴覚以外の感覚の表現をも可能とする人工現実感技術、現実空間と人工空間を重畳させる複合現実感技術等も含みます。また、デジタルメディアとしての特徴を生かした斬新な表現手法の研究、快適性や安全性の観点から人間の感性を踏まえた表現手法の研究、物語性に優れた作品の制作を可能にする高度なコンテンツ制作手法の研究、誰もが自由にデジタルメディア作品の制作を効率的に行うことが出来るソフトウェア・ハードウェアに関する研究なども対象とします。
(所属・役職は、平成18年12月時点のものです。)
□稲蔭 正彦 (慶應義塾大学環境情報学部 教授)
「ユビキタス・コンテンツ製作支援システムの研究」 (224kb)
□廣瀬 通孝 (東京大学大学院情報理工学系研究科 教授)
「デジタルパブリックアートを創出する技術」 (649kb)
□藤幡 正樹 (東京芸術大学大学院映像研究科 教授)
「デジタルメディアを基盤とした21世紀の芸術創造」 (231kb)
□森島 繁生 (早稲田大学理工学部 教授)
「コンテンツ制作の高能率化のための要素技術研究」 (317kb)
□岩田 洋夫 (筑波大学大学院システム情報工学研究科 教授)
「デバイスアートにおける表現系科学技術の創成」 (255kb)
□片寄 晴弘 (関西学院大学理工学部 教授)
「時系列メディアのデザイン転写技術の開発」 (225kb)
□田村 秀行 (立命館大学情報理工学部 教授)
「映画制作を支援する複合現実型可視化技術」 (978kb)
□松原 仁 (公立はこだて未来大学システム情報科学部 教授)
「オンラインゲームの制作支援と評価」 (293kb)
□河口 洋一郎 (東京大学大学院情報学環 教授)
「超高精細映像と生命的立体造形が反応する新伝統芸能空間の創出技術」 (436kb)
□斎藤 英雄 (慶應義塾大学理工学部情報工学科 教授)
「自由空間に3次元コンテンツを描き出す技術」 (220kb)
□須永 剛司 (多摩美術大学美術学部情報デザイン学科 教授)
「情報デザインによる市民芸術創出プラットフォームの構築」 (395kb)
□渡辺 富夫 (岡山県立大学情報工学部情報システム工学科 教授)
「人を引き込む身体性メディア場の生成・制御技術」 (195kb)
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