この研究領域は、再生医療や抗体工学等を含む先進医療のうち、免疫が関わる各種疾患(例えば免疫由来各種難病や各種感染症)に対する先進医療技術を中心とし、その他関連する先進医療技術も含め、次世代の医療技術の基礎と応用に関する研究を対象とするものです。
具体的には、免疫難病(自己免疫疾患やアレルギー等)の発症機構の遺伝子レベルでの解明とそれに基づいた新しい治療法、例えば抗体療法、遺伝子治療、DNAワクチン、幹細胞治療等の開発および結核、マラリア、エイズ等の細菌、原虫、ウイルス感染症に対する新しいワクチンや創薬の開発につながる基礎的研究等が対象となります。
(所属・役職は、平成18年12月時点のものです。)
□清野 宏 (東京大学医科学研究所 教授)
「M細胞の免疫生物学的解明とそれを標的とする粘膜ワクチンの開発」 (268kb)
□小安 重夫 (慶應義塾大学医学部 教授)
「病原微生物の宿主免疫系との共生戦略の解明による治療・制御法の開発」 (437kb)
□阪口 薫雄 (熊本大学大学院医学薬学研究部 教授)
「獲得免疫における高親和性抗体の産生機構と感染症防御への応用」 (242kb)
□鎮西 康雄 (三重大学大学院医学系研究科 教授)
「マラリア感染成立の分子基盤の解明と新たな感染阻止法の創出」 (210kb)
□宮島 篤 (東京大学分子細胞生物学研究所 教授)
「肝臓における造血・免疫機構の解明と肝疾患治療への応用」 (225kb)
□菊谷 仁 (大阪大学微生物病研究所 教授)
「セマフォリンによる免疫調節機構の解明と免疫制御への応用」 (165kb)
□坂口 志文 (京都大学再生医科学研究所 教授)
「制御性T細胞による新しい免疫制御法の開発」 (236kb)
□笹川 千尋 (東京大学医科学研究所 教授)
「病原細菌の粘膜感染と宿主免疫反応抑制機構の解明とその応用」 (188kb)
□山中 伸弥 (京都大学再生医科学研究所 教授)
「真に臨床応用できる多能性幹細胞の樹立」 (289kb)
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