本研究領域は、ゲノム情報を活用した創薬、個々人の体質に合った疾病の予防と治療−テーラーメイド医療−の実現に向けて、新たなゲノム情報解析システムの創製を目指した研究や多因子疾患の解明と創薬をはじめとした革新的な治療・予防法の基盤となる技術等を対象とします。
具体的には、遺伝力の強い疾病や感染症に対する感受性や抵抗性のゲノム情報からの解明と創薬、我が国に特徴的な生活習慣病の遺伝・環境要因の探索とゲノム情報に基づいた予防法の開発、さらにゲノム情報に基づく薬剤感受性(有効性と副作用)の個人差を迅速かつ確実に解明することを目指す技術に関する研究、およびそれらの基盤となる新たな高効率ゲノム情報(SNPs)解析技術の実現を目指した研究等が含まれます。
(所属・役職は、平成18年12月時点のものです。)
□稲澤 譲治 (東京医科歯科大学難治疾患研究所 教授)
「高精度ゲノムアレイの開発と疾患遺伝子の探索」 (449kb)
□加藤 規弘 (国立国際医療センター研究所遺伝子診断治療開発研究部 部長)
「高血圧関連疾患に関する多面的なゲノム疫学研究」 (206kb)
□武田 純 (岐阜大学医学部 教授)
「転写調節系の分子解剖による糖尿病素因の探索」 (189kb)
□戸田 達史 (大阪大学大学院医学系研究科 教授)
「ゲノム解析によるパーキンソン病遺伝子同定と創薬」 (284kb)
□間野 博行 (自治医科大学医学部 教授)
「遺伝子発現調節機構の包括的解析による疾病の個性診断」 (185kb)
□有波 忠雄 (筑波大学大学院人間総合科学研究科 教授)
「大規模共同研究による統合失調症遺伝子の探索」 (238kb)
□井ノ上 逸朗 (東海大学医学部 教授)
「sub-common diseaseの感受性遺伝子同定と個人型易罹患性診断への応用」 (750kb)
□寺前 紀夫 (東北大学大学院理学研究科 教授)
「生体分子の高次構造形成に基づく遺伝子診断法」 (306kb)
□松田 文彦 (京都大学大学院医学研究科 教授)
「日仏共同体制による人種間ゲノム多型の比較解析」 (212kb)
□油谷 浩幸 (東京大学国際・先端科学技術研究センター 教授)
「染色体およびRNA の機能変化からの疾患の系統的解析」 (180kb)
□小川 誠司 (東京大学大学院医学系研究科 特任助教授)
「Whole Genome Association解析によるGVHDの原因遺伝子の探索」 (234kb)
□丸山 厚 (九州大学先導物質化学研究所 教授)
「分子シャペロン工学に基づく遺伝子解析」 (313kb)
□森 正樹 (九州大学生体防御医学研究所 教授)
「大腸癌の発生、進展および治療感受性に関わる因子の解析」 (276kb)
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