本研究領域は、自然災害や人為的作用など社会の安全・安心を脅かす危険や脅威を早期かつ的確に検知し、その情報を迅速に伝達する統合センシング技術を創出することを目指す研究を対象とするものです。
具体的には、危険物・有害物質や、ビル・橋などの人工物・建造物の劣化・異常の検知や人間のバイタルサインの検知など、人間環境や人工環境、または自然環境の状態を検知する高感度・ワイヤレス・超小型の革新的なセンサ技術、ネットワーク異常発生時や災害時などにもデータ伝送を保証するネットワーク技術、センサからの多様なデータを解釈し、異常検知・迅速な対応・処置を提示する情報処理技術に関する研究などを対象とします。
さらに、個別要素技術の組み合わせにより、検知の感度・精度・選択性の飛躍的な向上を実現する技術、情報処理・ネットワーク技術にブレークスルーをもたらすセンサ・ネットワーク・システム技術、一体的なシステムを実現する技術などを目指した研究などが含まれます。
(所属・役職は、平成18年12月時点のものです。)
□石田 誠 (豊橋技術科学大学工学部 教授)
「社会の安全・安心に貢献するユビキタス集積化マイクロセンサの開発」 (285kb)
□車谷 浩一 ((独)産業技術総合研究所情報技術研究部門 マルチエージェントグループ長)
「安全と利便性を両立した空間見守りシステム」 (1,430kb)
□佐藤 知正 (東京大学大学院情報理工学系研究科 教授)
「安全・安心のための移動体センシング技術」 (318kb)
□都甲 潔 (九州大学大学院システム情報科学研究院 教授)
「セキュリティ用途向けの超高感度匂いセンサシステムの開発」 (619kb)
□西田 佳史 ((独)産業技術総合研究所デジタルヒューマン研究センター チーム長)
「事故予防のための日常行動センシングおよび計算論の基盤技術」 (616kb)
□安田 二朗 (科学警察研究所法科学第一部 室長)
「全自動モバイル型生物剤センシングシステム」 (290kb)
□伊藤 寿浩 (東京大学大学院工学系研究科 助教授)
「安全・安心のためのアニマルウォッチセンサの開発」 (299kb)
□徐 超男 ((独)産業技術総合研究所実環境計測・診断ラボ 主任研究員)
「応力発光体を用いた安全管理ネットワークシステムの創出」 (527kb)
□戸辺 義人 (東京電機大学工学部情報メディア学科 教授)
「実世界検索に向けたネットワークセンシング基盤ソフトウェアOSOITE」 (268kb)
□藤野 陽三 (東京大学大学院工学系研究科 教授)
「都市基盤の災害事故リスクの監視とマネジメント」 (606kb)
□山中 一司 (東北大学未来科学技術共同研究センター 教授)
「多種類の危険・有害ガスに対する携帯型高感度ガスセンサシステム」 (389kb)
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