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東京大学 大学院工学系研究科 教授
ポリプロピレン合成は世界で年間5,000万トン以上生産されている巨大産業です。構造材料から、包装材料、繊維、身近なプラスチック製品に至るまで幅広い市場が期待されていますが、接着性、相溶性、着色性等に劣るため、利用の範囲が限られているのが現状です。本研究は、触媒活性中心近傍の精密な空間制御に基づいて、プロピレンと極性モノマーの共重合を可能にする触媒を開発し、これらの性質を備えた「新ポリプロピレン」の創出を目指します。