研究者・研究課題
マウス生殖モデルを用いた、老化が誘導する炎症メカニズムの解明
- 廣田 泰
- 東京大学 医学部付属病院 女性診療科・産科
講師
研究概要
マウス生殖モデルを用いた、老化が誘導する炎症メカニズムの解明
近年、高齢妊娠による早産のリスク上昇が生殖医療における大きな課題となっており、早産発症の機序において慢性炎症の関与が指摘されているものの、詳細は未だ不明です。本研究では、子宮特異的p53欠損マウスモデルを用いて、細胞老化調節の鍵であるp53やp21が子宮の慢性炎症や早産へ与える影響を観察し、老化が誘導する炎症の分子メカニズムを検討します。さらに、早産のメカニズムや新たな早産予防法の可能性についても検証したいと考えています。