研究者・研究課題
T細胞記憶のエピジェネティク調節による慢性炎症制御
- 山下 政克
- 愛媛大学 大学院医学系研究科 免疫学講座 教授
研究概要
T細胞記憶のエピジェネティク調節による慢性炎症制御
慢性炎症は、長期間にわたる感染やストレス応答により、免疫反応の司令塔であるT細胞が異常な免疫記憶を獲得することが一因となり発症します。T細胞記憶は、エピジェネティックな分子機構で制御されています。そこで、炎症の慢性化機構をT細胞記憶エピジェネティクスの観点から解析することで、慢性炎症制御およびエピゲノム創薬のための分子基盤を創出し、将来的には難治性炎症疾患の診断・治療への応用・展開を目指します。