実用技術化プロジェクト

バイオマスの化成品化およびポリマー化のための高効率生産プロセスの開発

領域概要

運営総括(PO):土肥 義治 / 東京工業大学 名誉教授
運営総括(PO):
土肥 義治 /
東京工業大学 名誉教授

カーボンニュートラルな資源であるバイオマスから社会や産業に有用な化成品やポリマー素材を高効率で生産する新しい触媒と反応プロセスを開発することは、低炭素化社会構築のための重要な技術課題であり、その研究開発は世界各国で活発に推進されています。実用化に向けては、現行の石油化学工業と競合するためにバイオマス製品の低コスト化、高性能化、環境低負荷化など多様な課題があります。とくに、低コスト化に寄与する合理的な省エネルギー生産プロセスの創出と、付加価値の高い化成品やポリマー素材の創出が求められています。

本プロジェクトでは、食料と競合しないバイオマス資源のリグノセルロースを出発原料として、高付加価値な化成品や高性能なポリマー素材を生産する技術の開発、それらを高効率・高速度で合成する触媒や酵素の開発、省エネルギーで目的の製品を生産できる環境調和型プロセスの開発など、革新的なバイオマス変換技術の開発を目指します。

これまで、ALCA研究で蓄積されてきたバイオマスの利用技術を基盤に、実用化に向けステップアップし、他のプロジェクトとも連携しながら、革新的な高効率バイオマス変換プロセスを開発することによって、低炭素社会の形成に貢献します。

  • 産業と技術革新の基礎をつくろう
  • 森の豊かさも守ろう
  • 気候変動に具体的な対策を

※2019年度に全課題が終了いたしました。

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