技術領域(近藤昭彦PO)

領域概要


運営総括(PO):
近藤 昭彦/神戸大学 教授

 バイオテクノロジーの幅広い領域における先進的な技術を駆使して、カーボンニュートラル、バイオプロセスによる省エネルギーの立場から大幅な温室効果ガス排出削減への貢献を目指します。具体的には、バイオマス育種によるCO2 固定化技術、バイオマス転換技術、CO2 直接転換技術、多様な有機資源転換技術などの研究開発を対象とします。微生物研究、植物科学研究、バイオプロセス研究といった従来の枠組みを超えた学際的な研究開発を推進します。


2012

種々の作物に持続的な耐病性を付与する技術の創成

能年 義輝 (岡山大学 大学院環境生命科学研究科 准教授)

農産物の病害被害は甚大な為、植物の耐病性向上はバイオマス増産に有効です。本研究ではまず、①植物の免疫応答を活性化する環状ペプチド剤を独自手法で探索します。そして、②そのペプチド剤を植物に作らせることで耐病性を付与する革新技術を創出します。これは薬剤耐性菌が出ない、環境負荷が低い、対象病害が広い、種々の作物に適用可能という利点を備えており、農薬や伝統的育種を補完する新たな植物保護手法となります。

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