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- 【黒尾 誠】リン恒常性を維持する臓器間ネットワークとその破綻がもたらす病態の解明
自治医科大学 分子病態治療研究センター
教授
研究室ホームページ
食事で摂取したリンは、生体内ではリン酸カルシウム結晶のコロイド粒子CPPとなって血中に”溶け”ています。CPPは骨へと運ばれますが、CPPが増えて骨以外の組織に作用すると、あたかも”病原体”のように慢性炎症を引き起こして老化を加速します。また、慢性腎臓病ではCPPが早期から増えてきます。私たちは、このように生体でのリン恒常性をつかさどるCPPに注目し、CPPを標的とした慢性腎臓病や老化の新しい早期診断法・先制治療法の開発を目指します。