HOME 研究代表者・研究課題 平成25年度採択 浜地格
生細胞有機化学を基軸とした
タンパク質その場解析のための分子技術
本研究では、生命現象の中心を担うタンパク質およびそれと相互作用する小分子の機能・動的特性を、試験管のような人工的な環境ではなく、それらが働く生体内でそのまま解析・評価することを可能とする生細胞有機化学とも呼べる分子技術の創成を目指します。これは、分子イメージングによる精密で迅速な疾病診断技術、副作用の要因ともなるoff target解析を含む創薬の開発プロセスの精密・効率化を分子レベルで加速する基盤技術になると期待されます。
LDNASA化学によるタンパク質
ラベリング速度の飛躍的な改善
LDNASA化学によるタンパク質の不可逆阻害
世界初となるHsp90不可逆阻害剤の分子構造
AMPA受容体のケミカルラベルに用いる
LDAI型ラベル化剤CAM2(Fl)の構造
海馬培養神経細胞での
native AMPA受容体のラベル化・可視化
海馬スライス切片での
native AMPA受容体のラベル化・可視化
細胞表層配位化学(OcCC)によるグルタミン酸受容体の活性化
触媒連結抗体による細胞表層受容体のラベル化
修飾部位解析から推定された
抗原ー抗体相互作用部位(赤色部分)
LDAI化学による細胞膜タンパク質ラベル化
LDT化学による薬剤オフターゲット同定
ラベル化AMPA受容体の
リガンド添加に伴う蛍光応答