事業成果
未来を共創する研究開発戦略の立案・提言
科学技術イノベーション創出に向けた先導役2026年度更新
研究開発戦略センター(CRDS:Center for Research and Development Strategy)とは
研究開発戦略センター(CRDS)は、国内外の科学技術イノベーションや関連する社会および政策動向を俯瞰的に調査・分析し、課題の抽出を行い、各種の科学技術イノベーション政策や研究開発戦略に資する情報を提案し、その実現に向け活動している公的シンクタンクである。産学官のステークホルダーとの連携を重視し、積極的に情報収集や意見交換を行っている。
CRDSでは、関係府省や産業界等の多様なステークホルダーとの共創を目指し、国内外の研究開発および関連政策の動向を俯瞰・分析する「研究開発の俯瞰報告書」、具体的な情報を提案する「戦略プロポーザル」等を、さまざまな形で発信している。

調査分析結果や提案を報告書として発行
(研究開発の俯瞰報告書、戦略プロポーザルなど)

ワークショップやセミナー等によるステークホルダーとの対話
「研究開発の俯瞰報告書」の発行
「研究開発の俯瞰報告書」は、材料、環境・エネルギー、ICTとライフサイエンスの分野において、主要な研究開発領域ごとの動向および国際比較をとりまとめ、研究開発の今後の展望や方向性を考察したもの。各技術分野の俯瞰報告書を補完する形で、各分野・各国における研究開発の過去から現在にかけての状況を数値の側面から分析した「論文・特許データ分析」も、ダッシュボード版・PDF版でそれぞれ公開。わが国と主要国の最新政策動向をまとめて発信することで、各種政策や施策の基礎資料(エビデンス)として広く活用されている。
研究開発の重要なトピックを発信
各分野の研究開発に関する政策から、異分野融合・横断の研究テーマとそれを促す研究システムや研究土壌等まで、多岐にわたり調査・分析し提案を行う。それらの提案は、日本の戦略や研究開発プロジェクト等に活用されている。
提案・報告書の内容は、コラムや動画などのわかりやすい形に再構築して公開しているほか、ノーベル賞に関してはフェローがTV・新聞等で解説している。

AI for Scienceの推進に向けた取り組みを提起
人工知能(AI)は研究プロセスのあらゆる段階に浸透し、新たな科学的発見が生まれる速度と量を飛躍的に高めつつある。科学研究にAIを活用する「AI for Science」について調査し、2025年末時点までの動向を紹介する。

フィジカルAIに関する研究開発戦略を示唆
AIとロボティクスの融合によって実現されるフィジカルAIの研究開発を推進し、実環境に適応可能なロボット技術の革新を図り、日本がロボティクス分野における国際競争力と社会的意義を維持・向上させるための研究開発戦略を示した。

ジェンダード・イノベーションへの方策を提案
世界の科学研究の潮流として、より良い科学を目指し、ジェンダード・イノベーション(セックスとジェンダーを考慮した研究・イノベーション)への取り組みが標準化されつつある。日本が科学技術・イノベーション政策として取り組むべき政策枠組みと具体的な方策を提案する。

研究機器に関するエコシステム形成に向けた課題を整理
科学技術・イノベーションのエコシステムを機能させるための施策のうち、研究機器に関する取り組みに着目。わが国の既存施策と特徴的な研究開発事例を調査し、エコシステムを形成する上での8つの課題を抽出、課題対応の参考となり得るEUの施策動向を整理した。

CRDSの幅広い調査から着目する研究開発の潮流を概観
近年の研究開発トレンドや、重要性の増すイノベーションの方向性を概観して整理。研究開発はどう変わってきているのか、社会の要請の変化とともに、世界はどう変わろうとしているのか。その潮流に対する着眼を示した。
長期にわたる国の施策に繋がった「元素戦略」の提案
「元素の機能を最大限に発揮することで、夢の新材料を実現する」というビジョンを具体化するために、化学、物理、金属、セラミクス、鉄鋼などの学会、大学、研究所、企業などと連携して、希少元素の減量・代替・循環・規制、元素の新機能探索について2007年に提案した。国の施策にも活用され、日本および世界の産業に貢献することを目的として現在なお展開を続けている。
日刊工業新聞連載コラム「科学技術の潮流」
科学技術の「地図」を描く糸口となるべく、幅広い分野のホットトピックから政策や海外の動きまで、俯瞰的な視野を重視しながら科学技術動向について分かりやすく解説・話題提供する。
動画でわかる科学技術の今
CRDSフェローが、報告書の内容をはじめ、各分野における国内外の動向や注目トピックについて動画で解説する。
公式X(旧Twitter)・公式Facebook
報告書の公開、公式ホームページの更新情報、各フェローの活動状況など、CRDSの最新情報を随時発信する。

