問題解決型サービス科学研究開発プログラム 【国立研究開発法人科学技術振興機構 社会技術研究開発センター】

平成29年3月で本プログラムは終了いたしました。

プロジェクト紹介

平成22年度採択

≪研究開発プロジェクト≫ B研究

顧客経験と設計生産活動の解明による顧客参加型のサービス構成支援法
~観光サービスにおけるツアー設計プロセスの高度化を例として~

原 辰徳写真

■研究代表者
原 辰徳
東京大学 人工物工学研究センター 准教授
■目 的

  • 顧客の異質性・多様性を吸収するための、顧客経験と設計生産活動の連携方法の確立
  • 文化の相異を背景とした訪日外国人の異質性・多様性に対応する、魅力的な観光旅行商品の企画・提供手法の開発

■アプローチ

  • サービスシステムの表現方法、顧客経験の解析方法、サービスの部品化と再構成技術を基にした、顧客参加型サービス計画支援技術の開発

本研究開発では、日本のサービス産業の国際競争力を高めることを視野に、観光産業に着目します。観光立国の実現に向けて、訪日外国人に対する魅力的な観光サービスの提供を目標とします。具体的には、観光ツアーの設計プロセスを例に、旅行者の観光行動および旅行代理店の企画活動の観点から、下に示す4つの研究エレメントを深堀り致します。結果として、顧客経験が重視される観光において、サービスの特性として良く知られる「異質性と多様性」を取り扱い可能なモデルを実現することで、サービス科学の基盤構築に貢献します。加えて、サービスシステムの表記方法の標準化・体系化を提供致します。

説明図

スフィアより

■関連情報