問題解決型サービス科学研究開発プログラム 【国立研究開発法人科学技術振興機構 社会技術研究開発センター】

平成29年3月で本プログラムは終了いたしました。

プロジェクト紹介

平成23年度採択

≪研究開発プロジェクト≫ A研究

農業水利サービスの定量的評価と需要主導型提供手法の開発

飯田俊彰写真

■研究代表者
飯田 俊彰
東京大学 大学院 農学生命科学研究科 講師
■目 的

  • 農業水利サービスの実態の定量的把握とその価値の定量的評価手法の提示
  • 効率的なサービス提供のためのインターフェイスの開発
  • 需要主導型の立場からの農業水利システム設計への提言

■アプローチ

  • 対象地区での農業用水の利用実態の連続観測と農業水利に対するニーズ調査
  • 対象地区での用水と排水の流れや水温変化のモデル解析
  • 農業水利サービスの社会・経済学的な価値評価
  • サービス提供のための農民や市民が携帯端末等で使えるアプリケーションやインターフェイスの開発

古来より農業水利システムは、上流有利型で供給主導型の用水供給システムであり、サービス受益者である農民や市民の綿密なニーズ把握に基づいた需要主導型のシステムとはなっていません。そこで本研究では、水および水関連情報として受益者へ届けられる農業水利サービスの、需要主導型の提供を目指して、対象地域での用水の動態の観測、農業水利に関するニーズ把握を行い、これらを定量的にモデル化します。また、受益者へサービスを効率的に提供するアプリケーションやインターフェイスを開発します。さらに、農業水利システムの設計方針について、農民や市民の立場に立った提言を行います。

説明図

本資料は以下に帰属する
プロジェクト:農業水利サービスの定量的評価と需要主導型提供手法の開発 プロジェクトリーダー:飯田 俊彰


スフィアより

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