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第9回領域会議の報告

3月6日〜8日、TPKガーデンシティ博多アネックスで第9回領域会議を開催した。本会議には研究者32名とアドバイザー11名、JST関係者3名が参加した。

今回は、研究者の社会発信が重要であるという認識から、例えば新聞記者を聞き手として想定して、研究の本質を判りやすく短時間(3分、質疑応答6分)で発表してもらった。

同時に「社会発信を巡って」と題して討論を行った。この討論会では、アドバイザーの原田慶恵先生と田口善弘先生にコメントと進行をして頂いた。これらの試みは、研究者に良い刺激とヒントになり、今後の社会発信を実施するうえで有益なものとなった。

研究の進捗に関してはポスター発表で行った。直にゆっくりお互いに話す時間が取れるため、研究進捗の質疑応答も十分に行われた。

また、2名の先生にアドバイザー講演をして頂いた。原正彦先生(東京工業大学)には「揺律と創発」という演題で、また、三谷忠興先生(北陸先端科学技術大学院大学)には「分子素子への道」という演題でお話して頂いた。お二人とも、卓越したご業績をもとに新しい学問に対する飽くなき挑戦と意欲、広く深い視野からの洞察、的確な研究の進め方などを示して頂き、研究者にとって大きな刺激となった。

会議の最後に、本年度でさきがけを卒業する研究者に長田研究総括から直に卒業証書が手渡された。

なお、領域会議の前日(3月5日)には、九州大学伊都キャンパスで「研究室見学会」を実施した。2期生の木戸秋悟研究者に、先導物質化学研究所の4研究室を案内して頂いた。様々な研究分野の研究者と直に話ができ18名の参加者には大変良い経験となった。

(文責:技術参事 佐々木隆)

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