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第10回領域会議の報告

9月19日〜20日、ホテル日航姫路で第10回領域会議を開催した。本会議には長田研究総括、研究者23名(卒業生3名を含む)、アドバイザー12名、JST関係者4名が参加した。

今回の研究発表は、「研究の今後の展開」、即ち、これまでのさきがけ研究の成果を踏まえて、5年〜10年後の研究をどのように展開するか(どのような新しい学問分野を切り拓くか、どのような社会貢献・産業応用の可能性があるか)について述べてもらった。発表内容は、よく考え抜かれた将来像の提示から、さきがけ研究の範囲を少し超えた程度まで、研究者によって差が大きく様々であった。しかし、通常は日常の研究に追われている研究者にとって、自分の研究の将来をじっくり考える契機になったようで好評であった。

その他に、研究の進捗報告はポスター発表で行い活発な討議と情報交換が行われた。

新井史人教授(名古屋大学)に「大学教授の仕事」と題するアドバイザー講演をして頂いた。大学教員の仕事をどう考えるか、何が重要か、また学会との付き合い方等について大変貴重で有益なお話をお聞きすることができた。

また、領域会議の前日(18日)、恒例の「研究室見学会」を兵庫県立大学の生津資大研究室で行い、アドバイザー2名を含む14名が参加した。生津研究者は、さきがけ関連研究のデモ実験も実施してくれた他に、ナノ研究をしている他の先進的研究室の紹介も準備してくれた。参加者は情報収集とともに実験の具体的体験もすることができた。

(文責:技術参事 佐々木隆)

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