[革新光] 革新的光科学技術を駆使した最先端科学の創出

戦略目標

「最先端光科学技術を駆使した革新的基盤技術の創成」

研究総括

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田中 耕一郎(京都大学 大学院 理学研究科 教授)

概要

 科学の発展に光科学技術が大きな寄与をしてきました。原子の分光学の知見が量子力学を生み出し、半導体物理学に発展し、その後の光物性や量子光学の基盤を支えています。レーザーの発明は光科学における大きな一里塚でしたが、現在では多くの科学分野を支える基盤技術となり、また光通信や光記録に代表される数え切れないほどの応用展開をもたらしました。このように光科学技術は学術や社会への貢献を果たしつつ、光科学技術自身も大きく進化するという好循環を起こしてきました。ここで着目するのは、様々な科学分野において新しい展開を追い求める研究者の夢や理想が、新しい光科学技術を生み出す強い動機や原動力となっていることです。細胞内をできるだけ高い空間分解能で見たいという生命科学者の飽くなき探求心が高解像度光学顕微鏡の技術開発を突き動かしてきました。最近では、非線形光学の取り込みと共に新しい蛍光色素が開拓され、回折限界をはるかに超える分解能に至っています。アインシュタインの一般相対論が予言する重力波の検出は長年の物理学者の夢でしたが、最近になってようやく長尺のレーザー干渉計によって達成されました。これに必要なレーザー安定化技術や干渉計技術の開拓は光科学の進展をもたらしています。そのような例は枚挙にいとまがありません。
 本研究領域では、これまでには無かったような革新的な光科学技術を開拓し、様々な科学分野の新局面を切り開くような挑戦的な研究を推進します。この過程から、将来様々な分野で応用されるような基盤的な光科学技術の創出を図ります。

 本研究領域は、文部科学省の選定した戦略目標「最先端光科学技術を駆使した革新的基盤技術の創成」のもとに、2019年度に発足しました(リンク先は国立国会図書館インターネット資料収集保存事業(WARP)となります)。

領域アドバイザー

石原 一 大阪大学 基礎工学研究科 教授/大阪府立大学 工学研究科 教授
岩井 伸一郎 東北大学 大学院 理学研究科 教授
枝松 圭一 東北大学 電気通信研究所 教授
小川 哲生 大阪大学 大学院 理学研究科 教授
小川 美香子 北海道大学 大学院 薬学研究院 教授
腰原 伸也 東京工業大学 理学院化学系 教授
島野 亮 東京大学 低温センター 教授
鈴木 俊法 京都大学 大学院 理学研究科 教授
武田 光夫 電気通信大学 名誉教授
中野 貴志 大阪大学 核物理研究センター センター長
三沢 和彦 東京農工大学 大学院 工学研究院 工学研究院長・教授
湯本 潤司 東京大学 理学系研究科 教授

採択課題一覧

  1. 令和元年度採択課題

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