ゲノムインプリンティングはほ乳類のみが持つ特徴的な遺伝子発現機構です。本研究では、インプリンティングがどのように維持されているのか、それが破綻した時に生体の恒常性にどのような影響を及ぼすのか、という疑問を明らかにします。インプリンティングの維持に働く因子を網羅的に探索・解析し、生体の恒常性維持におけるその意義を明らかにすることで、将来的に疾患の予防や治療に役立てることを狙いとします。