旧低炭素社会戦略センター(LCS)の活動概要
旧低炭素社会戦略センター(LCS)は、低炭素社会づくりに向けた研究開発活動の強化を目的として、2009(平成21)年12月に設置され、2023(令和4)年3月まで「科学技術を基盤とした明るく豊かなゼロエミッション社会」づくり戦略の立案・提言に取り組みました。
このページでは、旧LCSにおいて実施された研究や取組に関する資料を公開しています。
成果
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低炭素社会の実現に向けた技術および経済・社会の定量的シナリオに基づくイノベーション政策立案のための提案書
詳細はこちら -
Think 20(T20)ポリシーブリーフ
G20の政策提言に関するインプットを行うための専門家グループの1つとして、研究所・シンクタンクの専門家からなる Think 20(T20)が設置されており、2017年以降、T20事務局よりからの要請を受け、山田副センター長等がT20ポリシーブリーフ作成に参画しています。確定したブリーフは、Webサイトにて順次公表されていますので是非ご覧ください。
2018年にLCS研究員が参画し、公表されたブリーフは以下の通りです。2018年9月18日
Think20(T20;G20シンクタンク会議)の
ポリシーブリーフImproving the G20’s coordination on the delivery and monitoring of the 2030 Agenda
(山田與一副センター長、田中加奈子主任研究員、他共著)
Green Fiscal Reform for a Just Energy Transition in Latin America
(山田與一副センター長、田中加奈子主任研究員、他共著)
The New Urban Paradigm
(山田與一副センター長、田中加奈子主任研究員、他Contributing authors)
Enhancing climate resilience through urban infrastructure and metropolitan governance
(山田與一副センター長、田中加奈子主任研究員、他Contributing authors)
今年のT20サミットは、9月16-18日の日程でアルゼンチン・ブエノスアイレスにおいて開催。LCSからは田中主任研究員が参加予定となっております。 -
プレスリリース
- 初期費用ゼロで省エネ冷蔵庫に買い替え ~節約した毎月の電気代で、約7年で購入費を完済~(2017年2月22日)
- 「電気代そのまま払い」の実現に向けた枠組み作りを提案 ~くらしからの省エネを進める政策デザイン研究報告~(2014年11月19日)
- 「エネルギー・環境に関する選択肢」ごとに国民生活への経済影響を解析 —家庭における省エネ対策の推進・所得階層間の格差是正がカギ—(2012年7月25日)
- 停電予防連絡ネットワーク、東京電力管内に加え関西電力管内にも展開 —家庭での適切な節電でピークカット・停電回避を目指す—(2012年6月18日)
- 停電予防連絡ネットワークによるシステムの効果を実証試験で確認 -家庭での適切な節電で停電回避を目指す-(2011年6月24日)
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紹介記事
- JST News「どうやって実現する?明るく豊かなゼロエミッション社会」(2022年7月~2023年3月連載)
- JST news さきがける科学人 連載
- JSTnews2016年6月号「「電気代そのまま払い」―省エネ製品の普及促進で温室効果ガスを削減」
- JSTnews2012年7月号「「明るい低炭素社会」への道筋を提案する!」
- サイエンスポータル コラム/オピニオン 掲載
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LCS主催シンポジウム等
- LCSシンポジウム「2050明るく豊かなゼロカーボン社会の姿」(2022年12月1日開催)
- LCSウェビナー「2050年、ゼロエミッションの社会像~シナリオとプラン~」(2022年6月24日開催)
- LCSシンポジウム「2050年明るく豊かなゼロエミッション社会に向けたシナリオ」(2021年12月3日開催)
- サイエンスアゴラ「みんなで語ろうカーボンニュートラルの社会と暮らし」(2021年11月6日開催)
- LCSウェビナー「2030年、温室効果ガス46%減社会の姿」(2021年6月11日開催)
- LCS対話イベント「いま、あらためて2030年を展望する」(2020年12月3日開催)
- サイエンスアゴラ「描こう明るく豊かなゼロエミッション社会」(2020年11月21日開催)
- LCS10周年記念シンポジウム「これまでの10年、そして、『明るく豊かなゼロエミッション社会』に向かって」(2019年12月4日開催)
- サイエンスアゴラ「再生可能エネルギーで、ここまでできる」(2019年11月17日開催)
- LCSシンポジウム「『明るく豊かな低炭素社会』に向かう2050年の姿」(2018年12月12日開催)
- サイエンスアゴラ「サイエンスアゴラ2018 シナリオ構築企画」(2018年11月10日開催)
- LCSシンポジウム「低炭素社会実現に向けた道筋」(2017年12月12日開催)
- サイエンスアゴラ「サイエンスアゴラ2017 シナリオプランニング企画」(2017年11月24日開催)
- LCSシンポジウム「低炭素技術を取り込んだ街づくり」(2016年12月13日開催)
- JST LCS・NEDO TSC共催ワークショップ「再生可能エネルギーのコスト構造と低減に向けた方策」(2016年2月4日開催)
- LCSシンポジウム「低炭素社会実現のための課題と展望」(2015年12月24日開催)
- LCS研究報告会~低炭素技術の定量的技術シナリオと科学・技術ロードマップ~(2015年2月24日開催)
- 日本学術会議公開シンポジウム「日本における再生可能エネルギーの利用拡大に向けて」(2015年2月12日開催)
- LCSシンポジウム「低炭素技術をどう社会につなげてゆくか」(2014年12月15日開催)
- 「くらしからの省エネを進める政策デザイン研究国際ワークショップ~英国グリーンディール政策を参考に~」(2014年2月24日開催)
- LCSシンポジウム「グリーンイノベーションと低炭素社会の実現」(2013年11月19日開催)
- LCSシンポジウム「明るく豊かな低炭素社会に向かって」(2012年10月30日開催)
- 日中韓グリーンテクノロジーフォーラム(2012年3月14日開催)
- サイエンスアゴラ「『まち』で取り組む節電・省エネ対策で低炭素社会へ」(2011年11月18日開催)
- LCS設立1周年シンポジウム「低炭素社会実現に向けたシナリオと戦略」(2011年5月10日開催)
- LCSシンポジウム「日々のくらしのグリーン・イノベーション」(2010年4月13日開催)
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その他メディア掲載記事
- 「日経サイエンス」 2017年2月号掲載
「2050年の明るい低炭素社会実現を目指す「CO2排出80%減の電源構成シミュレーション」」 - 「学術の動向」 2016年4月号 特集 掲載
「再生可能エネルギーを中心とした電源構成の可能性」 山田興一(低炭素社会戦略センター(LCS)副センター長) - 「日経サイエンス」 2015年3月号掲載
「明るく豊かな低炭素社会を実現するための定量的技術シナリオづくりに挑戦」 - 「日経サイエンス」 2015年1月号掲載
「「明るく豊かな低炭素社会」の実現を目指して~経済活動の拡大とCO2削減を両立」 -
「日経サイエンス」 低炭素社会 チャレンジするこころ 連載
2011年5月号掲載
2011年4月号掲載
2011年3月号掲載
2011年2月号掲載
2011年1月号掲載
2010年12月号掲載
2010年11月号掲載
2010年10月号掲載
2010年9月号掲載
「社会の課題解決に向かう科学・技術のシナリオが必要である 学術融合と工学の復権が鍵」
田中一宣(低炭素社会戦略センター(LCS)上席研究員)2010年8月号掲載
2010年7月号掲載
2010年6月号掲載
- 「日経サイエンス」 2017年2月号掲載
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講演資料等
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ICGET 2019 (International Conference on Green Energy Technology) において、井上智弘主任研究員が発表した“Technology evaluation of zero-carbon power genp>systems in Japan in terms of cost and CO2 emissions”が、“Energy conservation and emission reduction”のセッションにおいてBest oral presentations に選ばれました。(http://www.icget.org/2019.html)
2019年7月17日 Technology evaluation of zero-carbon power generation systems in Japan in terms of cost and CO2 emissions
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公益財団法人自然エネルギー財団シンポジウム「2050年の日本社会を展望した産業・エネルギー・電力脱炭素化社会に向けて」(@笹川平和財団 国際会議場)において、山田副セp>カーボン社会に向かう2050年の姿—産業・エネルギー・電力—」について講演しました。
2019年2月6日 「ゼロカーボン社会に向かう2050年の姿—産業・エネルギー・電力—」
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2nd German-Japanese Workshop on Renewable Energies(@シュトゥットガルト)において、山田副センター長が「Current status and future prospects of low carbon tecp>and power system」について講演しました。
2017年7月5日 Current status and future prospects of low carbon technology and power system
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LCSは、ドイツ工学アカデミー(acatech)からの要請に応えて、2017年ハンブルグで開催されたG20に向けたT20(G20シンクタンク会議)の取組の一つであるポリシー・ブリーフ “Estabp>an Expert Advisory Commision to assist the G20's Energy Transformation Processes” の作成に参加しました。山田副センター長・田中主任研究員がポリシー・ブリーフの共著者として貢献し、LCSの研究成果を発信しました。その後に参加した「Think 20 Summit GLOBAL SOLUTIONS」(@ベルリン)の後、T20における主張、T20およびサミットでの議論を通じて、LCSは以下の4点について、低炭素社会につなげる上で何が重要かという観点からのコメントを表明しました。
1.SDGについて / 2.インフラ投資の重要性とコスト・プロセスエンジニアリング / 3.国際的技術移転の促進 / 4.新しい低炭素型の都市の創造2017年6月29日 Comments on Discussions at Think 20 Summit GLOBAL SOLUTIONS
Policy Brief “Establishing an Expert Advisory Commission to assist the G20’s Energy Transformation Processes”
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内閣府 重要課題専門委員会 エネルギー戦略協議会(第12回)において、山田副センター長が講演しました。
2016年2月16日 低炭素社会実現のための定量的なシナリオ研究
「内閣府 エネルギー戦略協議会(第12回)」議事次第
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自由民主党政務調査会、資源・エネルギー戦略調査会再生可能エネルギー普及拡大委員会において、小宮山宏センター長が再生可能エネルギーの普及拡大について講演をしました。
2015年2月3日 再生可能エネルギーの普及拡大について
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日本学術会議主催第1回フランス・日本シンポジウム「エネルギーの将来のための先端材料科学~エネルギー生産・貯蔵のための高信頼性・耐久性・安全性の材料に向けて~」において、山田興一副センター長が発表し、温暖化対策のための再生可能エネルギー研究開発の重要性について言及しました。
2014年6月30日 Importance of the renewal energy R&D for global warming mitigation —Cost and CO2 emissions of future power generation—
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自由民主党国家戦略本部「2030年の日本」検討・対策プロジェクトにおいて、山田興一副センター長が「2050年へ向けた2030年の電源」について講演しました。
2013年12月11日 2050年へ向けた2030年の電源
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ブラジルのリオにおいて「Forum on Science,Technology & Innovation for Sustainable Development」が開催され、このフォーラムの「Urban environment and wellbeing」で副センター長 山田興一が講演をしました。この議論は提言書にまとめられ、Rio+20の本会議に提出されました。
2012年6月11日-15日 「Urban Environment and Wellbeing」山田興一副センター長発表資料
Rio+20本会議提出資料
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スイスのバーゼルにおいてローマクラブ会合「International Conference on the Future of Energy and the Interconnected Challenges of the 21st Century」が開催されました。この会議では副センター長 山田興一が講演をし、東日本大震災を受けて日本が歩むべき低炭素社会への道すじや今後の電源構成について言及しました。
2011年10月17日-18日 「ローマクラブ会合」山田興一副センター長発表資料
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2010年10月21日 「Nature Photonics Technology Conference」山田興一副センター長発表資料
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2010年7月23日 「気候変動対応フォーラム」山田興一副センター長発表資料
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2010年3月8日 「文部科学省低炭素社会づくり研究開発戦略推進委員会」山田興一副センター長発表資料
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震災復興に関する取組
その他活動に関する資料
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事業計画
- 2020~2024年度事業計画
2016年11月のパリ協定の発効と我が国の対応を踏まえ、以下の取組を強化。
- 明るく豊かな低炭素社会の「将来ビジョン」の作成
- 「将来ビジョン」実現に向けた「社会シナリオ」の作成
- 「低炭素技術設計・評価プラットフォーム」の拡張と定量的技術評価等
- 「低炭素技術設計・評価プラットフォーム」
- 「定量的技術評価」
- 電源計画モデル、産業連関分析、計量モデルなどの評価ツールの拡張
- JST内外との連携
- 2015~2019年度事業計画
我が国は、東日本大震災をきっかけに日本のエネルギー情勢が大きく変化したこと、京都議定書の第一約束期間が終了したこと、米国を中心に気候変動に対する世界の情勢が変化していること等に鑑み、今日の日本および世界が抱える課題を俯瞰し、それら課題の中からLCSが自らの強みを活かして取り組むべき我が国の低炭素化に向けた具体的課題を明確にするため、事業開始5年度目を迎えた平成26年度に、機構メンバー・LCSメンバー・外部有識者による「次期5年間事業計画検討会」を設置・計4回開催しました。検討会の意見を適宜反映して「次期5年間事業計画案」を取りまとめました。「次期5年間事業計画案」では、事業全体として低炭素技術が実社会・実生活につながる方策を設計・評価する「低炭素社会システム構築」をさらに進め、社会に実装される社会シナリオ・戦略を提案することを基本理念として設定、それを達成するためのプロセスと具体的な計画を示しました。
- 2020~2024年度事業計画
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JST-20周年記念誌 (2016(平成28)年)
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プレスリリース一覧
- 低炭素社会実現のための社会シナリオ研究事業における令和4年度新規課題の決定について(2023年1月25日)
- 低炭素社会実現のための社会シナリオ研究事業における令和4年度研究提案募集(新規)について(2022年8月23日)
- 初期費用ゼロで省エネ冷蔵庫に買い替え ~節約した毎月の電気代で、約7年で購入費を完済~(2017年2月22日)
- 「電気代そのまま払い」の実現に向けた枠組み作りを提案 ~くらしからの省エネを進める政策デザイン研究報告~(2014年11月19日)
- シンポジウム『グリーンイノベーションと低炭素社会の実現』の開催について(2013年10月2日)
- 「エネルギー・環境に関する選択肢」ごとに国民生活への経済影響を解析 —家庭における省エネ対策の推進・所得階層間の格差是正がカギ—(2012年7月25日)
- 停電予防連絡ネットワーク、東京電力管内に加え関西電力管内にも展開 —家庭での適切な節電でピークカット・停電回避を目指す—(2012年6月18日)
- 停電予防連絡ネットワークによるシステムの効果を実証試験で確認(2011年6月24日)
- 「低炭素社会戦略センター」の設置について(2009年12月11日)