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2021年11月3日(水・祝)7日(日)

《プレアゴラ》10月10日(日)11日(月)

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No.07-A1511月7日(日)15:00~17:00

THE RULE online ~つたえる!つたわる?テレワーク編~

THE RULE online -Telework ver.-

ゲーム×ワークショップ THE RULE GAME×WORKSHOP "THE RULE"

企画概要

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オンラインコミュニケーションがテーマのゲームを皆でプレイします。THE RULEはレゴブロックを用いたオリジナルボードゲーム。 プレイヤー自身がルールを作ることで進行することが特徴です。テレワーク編の目的は、これからのコミュニケーションを考える機会を創出すること。 互いに異なるヒントをもった4人のプレイヤーが、マイクのみ、カメラのみ等コミュニケーションツールを制限された状態でヒントを伝え合い、ブロックを配置しながら、正解となる盤面の構築を目指します。 不便な状況の中でいかに工夫して伝え合うことができるのかが、ゲームクリアの鍵となります。新しいコミュニケーションを創るのは、プレイヤーの皆さん自身です!

Let’s play a boardgame about Online Communication! "THE RULE" is an original board game using LEGO bricks, and the game progresses by the players creating the rules. The purpose to hold "Telework ver." is to create an opportunity to think about future communication, especially online communication. Each of the four players has a different clue. Using limited communication tools such as microphone only or camera only, they communicate their clues to each other and place bricks based on the clue to complete the correct board. The key to the success of the game is how well the players can communicate with each other in an inconvenient situation. Who will create the new communication? It’s...YOU!

登壇者プロフィール

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ゲーム×ワークショップ THE RULE GAME×WORKSHOP "THE RULE"

北海道大学CoSTEPの修了生からなるユニット。メンバーは高校教員、大学教員、科学コミュニケーター、研究職と様々。オリジナルボードゲーム“THE RULE”を3年前に開発し、これまでにSDGs編、生態系編を制作、実施しました。今回はコロナ禍の中で、全てオンラインで作り上げた“テレワーク編”の“オンライン”実施となります!(岩澤大地・大澤康太郎・熊谷まりな・吉本拓郎・米田鈴枝・古澤輝由)

プログラム

1.

【インストラクション】

ゲームのやり方について確認します。

2.

【ゲームプレイ】

チームにわかれてゲームをプレイします。

3.

【まとめ&答え合わせ】

各チームがゲームをクリアできたのか確認します。また、ワークショップに込められた意図をお伝えします。

4.

【チーム内での感想戦】

一緒にプレイしたメンバーと、ゲームを振り返ります。ゲームの中で、どんなコミュニケーションの工夫をしてきたでしょうか?

出展レポート

企画概要の補足

私たち企画者が、この不安定な状況下でコミュニケーションを考えるゲームの基本理念として採用したのは、単に「オンラインに慣れる・熟達する」ということではなく「オンラインで感じる不安感は、これまでの対面の中でも感じていたのかもしれない。ゲームを通じて改めて制限されたコミュニケーションと向き合うことによって、これを機に“これまでのコミュニケーション”についても見直すことができるのではないか」ということである。ゲームの中で自身が感じたことを基に、スキルによって技術的に解決することではなく、「その場にあるものを寄せ集めて努力し、工夫し、相手に伝える」というコミュニケーションの根本に思いをはせてほしいと考えていた。これは同時に、企画者である私たち自身が、このゲームを作る過程で考えたことそのものでもある。

セッションで話し合った未来像

コロナ禍を経て、新たなコミュニケーション様式が一般的になったが、ではこれからのコミュニケーションはどのように変化していくのか?また、その際に気をつけなければならないことは何なのか?(それは従来のコミュニケーションを工夫することにも繋がるだろう)

セッションでの意見、論点

  • 「どんな相手であっても相手の環境や立場を考えてコミュニケーションに向かう」というインクルーシブな視点を、常に持っていることが重要だと感じた。
  • コミュニケーションの際、事実をそのまま伝えるのか、噛み砕いて自分の解釈を伝えるのかどちらがよいか。
  • ツールが制限されていたからこそ、逆に相手に思いやりを持つことができた。こんな向き合いかたをこれからもしていくべきだと思った。
  • オンラインではそこに"いる"のに見過ごされてしまう場面が多く、そこをどうキャッチアップするかが課題。
  • オンラインではリアルと比較して、フラストレーションや不満が見えやすい・露出しやすい感覚があるがそれは何故だろうか。
  • オンラインでは相手の持つ得意不得意が可視化されにくい側面がありそう。それはコミュニケーションをよくすることで改善されるのだろうか。
  • さまざまなアイデアが出てくる中で、どのアイデアを「選択」するかという点がとても難しい。声が大きい人の意見(このゲームの中では例えば”マイクの人”)を聞くことにならざるを得ないと感じる場面があった。
  • 対面であれば誰かが仕切って決定をするが、オンラインで全員がフラットな関係である場合、意思決定が難しい。
  • 対面が増えてきたが、またオンライン切り替わった際にどのようなコミュニケーションの工夫をとれば良いのか考えさせられた。

セッションで出たキーワード

コミュニケーション速度の違い、コミュニケーション環境と感情、境遇の対等性、思いやり、制限されたコミュニケーション、オンライン特有の空気感、ノンバーバルコミュニケーション

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