企画タイトル | 命の価値 ~生物多様性から考える~ |
Title | Precious Lives - Think from Biodiversity - |
企画概要 |
現代社会は、人・モノ・情報が極めて大量に高速で世界中を移動し、一地域で発生した新型コロナウイルスによる感染症は、瞬く間に世界中に広がりました。
科学技術によりグローバル化した現代社会において、このパネルディスカッションでは、持続可能な生活のあり方を「命とは何か?」という原点から考えます。
外来生物カミツキガメや衛生害虫ゴキブリ、家畜の牛や豚、そして私たち人間など、「生物」の視点で「命の価値」を再考します。
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出展者名 | 生物多様性保全協会 |
Exhibitor | The Japan Biodiversity Association |
企画番号 | 2211 |
配信日時 | 11月22日(日)15:00-16:30 |
登壇者プロフィール | コーディネーター 赤澤 豊 生物多様性保全協会 代表理事 技術士 環境部門(自然環境保全) 建設部門(建設環境) 環境コンサルタントとして約40年間、主に自然環境保全、環境教育、環境コミュニケーションに関わる業務に従事する。 講師 石川 和宏 建設部門と環境部門の技術士として、約30年間、自然環境の調査や自然保護の計画に携わる。自然・生物を扱ってきた技術者・専門家として「生物多様性と命」についてお話したい。 パネリスト 市原 みずよ 水元ネイチャープロジェクト理事長・環境省環境カウンセラー(市民部門) 都立水元公園で約20年間、公園の環境管理や自然保護活動を行うNPO法人を主宰する。 特定外来生物の駆除活動を通じ「命」について感じたことをお話したい。 佐々木 定治 環境省環境カウンセラー(市民部門) 公立小学校在職中は校長として「全国小中学校環境教育研究会会長」、退職後は「えどがわエコセンター理事長」を経て、現在は私立保育園の環境カウンセラーをはじめとして、 学校環境教育と市民環境教育推進に力を入れている。 教育の現場から「命の価値」について考えていることを提示したい。 詳しくは下記の外部リンクをご覧ください。 http://biodiversity.or.jp/scienceagora2020.html |
プログラム |
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参加者へのアンケート調査では「ゴキブリには様々な種類がいて改めて生物は多様だと驚いた」との回答が81%、
「生物多様性は大切なもの」との回答が75%と、生物の多様性や生物多様性の大切さが伝わりました。
外来種については「いつ日本に入ってきた生物か」との質問があり、パネリストから「環境省では、
外来生物は明治以降に元々その地域にいなかったのに人間の活動で他の地域から入ってきた生物を言う」、
「在来種でも元々そこにいなかった生物は外来種になる」との説明がありました。
外来種の命を奪う駆除活動は「在来種を守るため大切なこと」との回答が88%「駆除すべきではない」が8%でした。
最後の設問である参加者の感想は「多くの気づきがあった」が32%、「気づきがあった」が60%と合計92%が「気づきがあった」との回答で、
総合的な評価では「とても良かった」が40%、「良かった」が44%と8割以上となりました。
時間的な制約から対応できなかった質問等の回答は、後日、当協会のホームページに掲載します。
参加者からは学校教育で積極的に生きものや自然のことを教えるべきであるという意見があり、パネリストからは学校教育の中では時間の確保が難しい、
命のことを考える方法としてディベートが有効であるというご意見がありました。
これらの内容を踏まえ、今後の外来生物の防除活動やオンライン方式による普及啓発活動を考えます。
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