企画タイトル | LCSオンラインワークショップ「描こう明るく豊かなゼロエミッション社会」 |
Title | Draw a euphoric and satisfying zero-carbon society |
企画概要 |
高校生3チームによる2050年の社会の予想や実現プランの発表をもとに、明るく豊かなゼロエミッション(温室効果ガス排出ゼロ)の将来社会像について議論しましょう。
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出展者名 | 科学技術振興機構 低炭素社会戦略センター(LCS) |
Exhibitor | Center for Low Carbon Society Strategy |
企画番号 | 2112 |
配信日時 | 11月21日(土)15:30-17:30 |
登壇者プロフィール | プラン発表チーム 岩手県立釜石高等学校チーム 公文国際学園チーム 鹿児島県立国分高等学校チーム 総合司会 LCS副センター長 越 光男 ファシリテーター LCS研究統括 森 俊介 コメンテーター 芝浦工業大学准教授・LCS客員研究員 磐田 朋子 |
プログラム |
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まず、高校生3チームが検討した将来のゼロエミッション社会像を報告した。
岩手県立釜石高等学校は地元特産の甲子柿からのバイオエタノール合成やCAS冷凍技術を使った柿の販路拡大を通じて、将来の地域を活性化する構想を、
公文国際学園高等部はミニ自然農園などにより身近な自然を直接利用して、化石燃料を使う大量消費社会から脱却して自然に帰り、
自然に優しい低炭素な消費社会を目指す構想を、
鹿児島県立国分高校は生育面積が全国一だが近年放置され管理が行き届かない地域の竹を様々な資源の代替として利用する産業を発展させ低炭素を実現する構想と
そのための法制度の整備や行政の関与の必要性を報告した。
これらの発表から、今後は環境への意識を持って課題解決に取り組み、
地域の企業と学校が結びついて身近な自然や天然資源により化石燃料依存を代替する発想が地域のゼロエミッションの取組への近道であろうといった方向性が議論された。
ゼロエミッション社会の実現に向けては、国レベルの電源システムや産業の将来像といったマクロな視点での検討とともに、
資源・エネルギーを循環利用の単位である地域社会の将来像の検討も重要となる。
今回の対話を通じて各地域の次代を担う世代から提案された「身近な自然・資源を利用する環境に優しい将来の社会像」という方向性は、
ゼロエミッション社会実現に向けた地域社会像の検討にあたっての一つの示唆となると考えられる。
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