パンデミックのELSIアーカイブ化による感染症にレジリエントな社会構築
研究開発プロジェクト
- COVID-19
- アーカイブス
プロジェクト概要
新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) のパンデミックに対する公衆衛生政策は、人々の生活の隅々にまで影響を及ぼしています。本プロジェクトでは、COVID-19を中心とした公衆衛生的危機におけるELSIおよびそれへの対応について、論点を整理した上でアーカイブ化するとともに、これらの成果を関与者と共有し活用するという観点で、トランスサイエンス問題に対する人文社会科学系研究成果の社会実装の方法論を実践的に模索します。
具体的には、COVID-19に対する各国の政策およびそのELSIについての比較分析と、過去の感染症に関する歴史的検討の2軸で調査・分析し、COVID-19対応の特徴や日本の課題を明らかにします。さらに、感染症対策のELSIとその解決策についてのアーカイブ化を通じて、政策提言をまとめます。これらの成果をアウトリーチする実践を通じて、将来の公衆衛生・感染症対策に関するELSI研究のあるべき姿や社会実装の方法論を提案します。
・参画・協力機関:京都大学、滋賀医科大学、早稲田大学、明治学院大学、神戸薬科大学、熊本大学、大阪大学、日本医師会、千葉大学、徳島大学、読売新聞、ブリストル大学、台湾大学、延世大学、ペンシルヴァニア大学など
・キーワード:COVID-19、パンデミック、公衆衛生、ELSI
・研究開発期間: 2021年10月~2025年3月
・グラント番号: JPMJRX21J3

児玉 聡
京都大学 大学院文学研究科
教授
トピックス
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- プロジェクトのHPをリニューアルしました。 (2021/01/15)