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プロジェクト概要

科学知が不確実性を伴う状況下での、専門家の社会への参画や専門知の社会適用は、単なる科学知の提供にとどまらず、さまざまなELSIを生み出します。新興感染症COVID-19をはじめ、こうした議論が構築される重要な場となっているのは、いまやマス/ソーシャル・メディアが渾然一体となったメディア空間です。
本プロジェクトは、COVID-19についての膨大なメディアデータの分析をもとに、計算社会科学と科学技術社会論の手法を中心に、ELSIが構築される機序の解明に取り組みます。さらに、今後立ち現れるだろう萌芽的科学技術も対象として、メディア分析を通じてELSIに関する社会的議論の萌芽を捉え、専門知を社会の中に位置づけていくRRIの道筋を明らかにします。

・研究開発期間: 2020年9月~2024年3月
・グラント番号: JPMJRX20J3

開発者

田中 幹人

早稲田大学 政治経済学術院

教授

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