社会的孤立・孤独の予防と多様な社会的ネットワークの構築|RISTEX

RISTEX社会技術研究開発センター

宇佐川 邦子

株式会社リクルート
ジョブズリサーチセンター
センター長

孤独・孤立は、誰でもが、突然、ふっとしたはずみで陥る可能性があり、陥ると抜け出すことが極めて難しい「身近な問題」であることを、本取り組みに関わることで改めて認識しました。さらに、長期化し、深刻さが増すほどに自らが孤立の中に留まろうとする傾向にあることを知り、いかに予防が重要かを痛感しています。家族、地域とのつながりが薄く気づくことが困難なケースもある反面、急激に進む技術進化などを武器に、離れても、第三者でも、自身でも早期に気づけ、助けを求められる仕組みづくりを本事業で生み、育てたいと思います。

プロフィール

リクルートグループ入社後、一貫して人材領域を担当。求人広告営業を皮切りに求人メディア(タウンワーク)の立上げ、人事等も経験。2017年には人材不足で売上低迷、事業継続懸念があるにも関わらず、年齢の壁で採用されない状況に課題を感じ新規事業「からだ測定(能力・個性に適したお仕事診断ツール)」を開発。並行し2014年4月より調査研究機関ジョブズリサーチセンター長として、多様な人材×多様な働き方軸での仕組みづくりや、「‘働く’に関する課題と解決」をテーマに講演・提言を行う。他、全国求人情報協会常任委員のほか、厚生労働省、経済産業省、文部科学省、東京商工会議所等において委員も務める。

専門分野・関心分野

従来の一律的な働き方や体制、環境では人材確保、活躍が困難になっており、「働けない」「合わない、続けられない」「心身ともに不調」といった残念な状況が発生している。急激な産業変化による仕事の変化、個々人の多様性やライフイベントの変化等も踏まえた柔軟な人事制度、支援の仕組みづくりや、しなやかな労働市場形成メカニズム構築。

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