※ 所属・役職は、活動終了時点のものです。
研究総括
関谷剛男（（公財）佐々木研究所 研究所長）
概要
この研究領域は、細胞がプログラム化された遺伝子情報（内的情報）を持っていることや、環境等に由来する多くのシグナル（外的情報）の作用で様々な影響を受けている観点から、これらの情報と細胞機能との関わりを独創的で斬新な手法、アプローチで明らかにすることにより、生命システムの謎に挑む研究を対象とするものです。
具体的には、これら情報と細胞との相互作用の結果として発症するがん、痴呆など高齢者の疾患、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患など様々な疾病の病因解明ならびにその克服のための方法の探索に関する研究等が含まれます。
領域アドバイザー
| 菊谷 仁 |
大阪大学 微生物病研究所 教授 |
| 澁谷 正史 |
東京大学 医科学研究所 教授 |
| 下遠野 邦忠 |
京都大学 ウイルス研究所 教授 |
| 中島 元夫 |
ジョンソン・エンド・ジョンソン（株） ニュービジネス&テクノロジートランスファー ディレクター |
| 野田 哲生 |
癌研究会癌研究所 所長 |
| 半田 宏 |
東京工業大学 大学院生命理工学研究科 教授 |
| 古市 泰宏 |
（株）ジーンケア研究所 代表取締役会長 |
| 若林 敬二 |
国立がんセンター研究所 副所長 |
平成13年度 採択課題
1分子からの定量的解析によるシナプス活性化機構の解明
研究者
芦高 恵美子（大阪工業大学 大学院工学研究科 教授）
有機アニオントランスポーター遺伝子群の機能解明と制がん剤デリバリーへの応用
研究者
阿部 高明（東北大学 医学部附属病院 講師）
生きたマウスにおけるがん遺伝子産物活性化の観察
研究者
大場 雄介（北海道大学 大学院医学研究科 助教授）
神経難病におけるタンパク質リフォールディング・分解能検出系の構築
研究者
小坂 仁（神奈川県立こども医療センター 臨床研究機構 神経内科科長）
睡眠時呼吸障害と痴呆との関係解明
研究者
角谷 寛（京都大学 大学院医学研究科 助教授）
核内受容体コファクターによる脂肪形成の制御
研究者
亀井 康富（東京医科歯科大学 難治疾患研究所 助教授）
ゴルジ体の多様性とその生理学的意義の解明
研究者
後藤 聡（三菱化学生命科学研究所 グループリーダー）
疾病の発症、進行におけるリン脂質因子の生体内動態解析
研究者
佐々木 雄彦（秋田大学 医学部 教授）
環境ストレスに応答する細胞内情報伝達機構の解明
研究者
武川 睦寛（東京大学 医科学研究所 助教授）
新素材キャピラリーガス検出器による細胞機能解析
研究者
門叶 冬樹（山形大学 理学部 助手）
ミトコンドリア病の病態発現機構の解明と遺伝子治療法の探索
研究者
中田 和人（筑波大学 大学院生命環境科学研究科 准教授）
転写伸長反応の制御を介した細胞機能発現機構の解明
研究者
山口 雄輝（東京工業大学 大学院生命理工学研究科 准教授）
センサー型転写因子とセンサー型RNaseによる生体防御ネットワークの解明
研究者
吉田 秀郎（京都大学 大学院理学研究科 助教授）
平成14年度 採択課題
ミトコンドリア病発生制御分子の認識機構の解明
研究者
秋光 和也（香川大学 農学部 教授）
染色体ゲノムの機能領域を区分するバウンダリーエレメントの解明とその応用
研究者
石井 浩二郎（久留米大学 分子生命科学研究所 講師）
SCFユビキチンリガーゼによる細胞機能制御と薬剤開発への応用
研究者
岸 努（理化学研究所 岸独立主幹研究ユニット 独立主幹研究員）
シナプス回路形成機構のゲノム遺伝学的解析と精神研究への応用
研究者
曽根 雅紀（東邦大学 理学部 講師）
2光子励起法で解析する開口放出関連蛋白質の作用機序と糖尿病の病態解明への応用
研究者
高橋 倫子（東京大学 大学院医学系研究科 特任講師）
がん抑制遺伝子RB1CC1の機能解明とがん克服への挑戦
研究者
茶野 徳宏（滋賀医科大学 医学部 助教授）
糖鎖構造マスターコントロール遺伝子群による細胞機能の制御と創薬研究への応用
研究者
豊田 英尚（千葉大学 大学院薬学研究院 助教授）
組織特異的なアイソフォームの関与する新しい細胞内ネットワークの解明
研究者
西 毅（大阪大学 産業科学研究所 特任助手）
小脳失調症関連遺伝子の機能解明と治療に向けた標的遺伝子の導入技術開発
研究者
平井 宏和（群馬大学 大学院医学系研究科 教授）
低酸素シグナルによる生体機能調節機構の解明と疾患治療への応用
研究者
牧野 雄一（旭川医科大学 内科学講座 特任講師）
受精の膜融合を制御する分子メカニズムの解明と不妊治療への応用
研究者
宮戸 健二（国立成育医療センター研究所 生殖細胞機能研究室長）
脳のナトリウムレベルセンサーの解明と生活習慣病克服への応用
研究者
渡辺 英治（自然科学研究機構 基礎生物学研究所 助教授）
平成15年度 採択課題
生理・病態環境下で生じる小胞体ストレスの実態とその応答機構の動物個体レベルでの解明
研究者
岩脇 隆夫（科学技術振興事業団 さきがけ研究者）
単一細胞での網羅的遺伝子発現解析によるマウス生殖細胞決定機構の解明
研究者
斎藤 通紀（理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター チームリーダー）
膜輸送分子Protrudinによる神経突起形成機構の解明と神経再生への応用
研究者
白根 道子（九州大学 生体防御医学研究所 助教授）
有糸分裂チェックポイント遺伝子CHFRのがん診断・治療への応用
研究者
豊田 実（札幌医科大学 医学部内科学第一講座 講師）
膜型増殖因子の持つ細胞増殖のアクセル機能とブレーキ解除機能の分子機構の解明
研究者
東山 繁樹（愛媛大学 大学院医学系研究科 教授）
核マトリクス結合蛋白質によるRNP再構築と分配機構の解明
研究者
廣瀬 哲郎（産業技術総合研究所 生体情報解析研究センター チーム長）
Wntシグナルによる神経細胞のネットワーク形成制御
研究者
三木 裕明（大阪大学 蛋白質研究所 教授）
ユビキチンと分子シャペロンの連携による細胞機能制御機構の解明
研究者
村田 茂穂（東京都臨床医学総合研究所 主席研究員）
新規試験管内誘導システムによる分化再生研究
研究者
山下 潤（京都大学 再生医科学研究所 助教授）
さきがけ
プレス発表
