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脳の状態に合わせて情報提示を行うとともに脳状態を情報提示に合わせることで、脳と情報デバイスが双方的に寄り添うウェアラブルシステムを開発し、ユーザーの負担が小さく、かつ効率的な情報提示を目指します。具体的には、脳波の強度、周波数、位相などの情報に基づき適切なタイミングで情報提示を行うとともに、脳波の周波数操作技術を用いて、その時々で求められる脳状態を作り出す技術を開発し実装します。
視界の色味を変化せて色覚異常を補助するメガネや、飛ぶボールの予測軌跡をリアルタイムに視界に映すメガネなど、光学シースルーヘッドマウントディスプレイ(HMD)による拡張現実感技術を利用して、人の視覚を拡張する研究を行っています。
複数のデータ行列を、二つの行列の積に分解する因子分解をディスプレイやパターン認識に応用する研究を行っています。物理的なデバイス(例えばプロジェクタパターンや液晶の透過率など)に対応できるような制約を設けて分解を行います。この技術をもとに新しい多視点ディスプレイの開発を目指します。
高齢化に伴う整形外科疾患の患者数の増加によって、病院からリハビリ患者が溢れてしまう「リハビリ難民」が社会問題となっています。この課題を打開するために、本提案ではIoT技術を用いて、病院以外での地域包括ケアシステムや生活環境でリハビリ実施を促すシステム基盤を構築します。本研究では、整形外科疾患の中でも上肢の疾患である手根管症候群と橈骨遠位端骨折の運動機能回復を目指します。
絆創膏のように違和感無く添付可能なフレキシブル健康管理センサの開発、そしてそれを用いた健康状態の常時計測に関する研究を行っています。最終的にはセンサと健康情報を統括するプラットフォームを構築し、気づかないうちに健康状態を管理するウェアラブルデバイスの実現を目指しています。
一人の発話を複数のアバタに割り当てることで自然な分身を実現し、多人数での議論において同調圧力を軽減して冷静な議論を促す”Divided Presence”など、情報技術を活用した新しい身体の獲得が人の心理や認知に与える影響を明らかにし、そうした影響をコミュニケーションにおいて積極的に活用できるようにすることで、人の相互理解や協調性、創造性などを向上させるインタフェース技術の研究を行っています。
本研究では、触錯覚を用いた間接的・効率的・広範囲な足底触覚提示手法を確立し、日常生活の中で刻々と変化する身体運動・行動に求められる足底機能を横断的かつシームレスに拡張するフットウェアの実現を目指します。本フットウェアによりユーザの位置や動作に応じた触覚情報を常に足底にフィードバックする環境を構築し、足底を介したあらゆる身体運動・行動の支援・拡張することで日常生活の質の向上に貢献します。
人が何かに触れたときや何かを操作するとき、その対象の特性に応じて人の挙動が変化します。これを利用すれば、人の状態を見ることで、人が触れている物の触覚的な特性が理解できるようになります。例えば押し方を見ることで押下力や弾性的な性質を推定したり、あるいは物を持ち上げるときの挙動を見ることで、持っている物の質量を推定できるようになったりします。
人が動き出すとき、少し前からその予備動作が始まります。この予備動作と少し未来(0.5秒後)の実際の動作との間の対応関係を学習させることで、将来的に人がどう動くのかを予測することが可能になります。
人間を超える高速なロボットを開発するとともに、そのロボットを用いた様々なタスク実現に関する研究を行っています。人間とロボットとの協調動作や、柔軟物の動的かつ高速なマニピュレーションなどを研究しています。また、高速なセンシング技術およびセンサネットワークシステムに関する研究も行っています。
運動や感情に関する脳活動を脳波で計測し、個々の筋肉の活動や感情の度合いなど、これまで脳波の低い空間分解能では困難と考えられてきたような詳細な脳活動の違いを解読し、様々なユーザーに役立つインタフェースに応用する研究などを行なっています。