平成14年度採択分及び平成15年度(一部)採択分

戦略的創造研究推進事業におけるチーム型研究平成14年度採択課題
ならびに平成15年度採択課題(一部)の中間評価結果について

    戦略的創造事業本部では、この度、「戦略的創造研究推進事業(CREST)」における研究課題の中間評価を実施した。これは、研究課題毎に、研究の進捗状 況や研究成果を把握し、これを基に適切な予算配分、研究計画の見直しを行う等により、研究運営の改善及び機構の支援体制の改善に資することを目的として、 「基礎研究に係る課題評価の方法等に関する達」(平成15年10月1日 平成15年達第48号)に基づき実施したものである。
 

1.中間評価の目的

 研究課題毎に、研究の進捗状況や研究成果を把握し、これを基に適切な資源配分、研究計画の見直しを行う等により、研究運営の改善及び機構の支援体制の改善に資することを目的とする。
 

2.対象となる研究課題件数及びこれらが属する研究領域

(1)研究課題合計 121件
平成14年度採択の研究課題:116件
平成15年度採択の研究課題(ナノテクノロジー分野別バーチャルラボ):5件
 
※ナノテクノロジー分野別バーチャルラボにおける平成15年度採択課題については、研究実施期間が4年間であることから、研究開始後2年目にあたる本年度に中間評価を行った。その他のCREST平成15年度採択課題の中間評価は来年度(平成18年度)に行う予定。
 
(2)領域別の内訳
<平成14年度採択研究課題>
糖鎖の生物機能の解明と利用技術 6件
テーラーメイド医療を目指したゲノム情報活用基盤技術 5件
シミュレーション技術の革新と実用化基盤の構築 5件
たんぱく質の構造・機能と発現メカニズム 7件
免疫難病・感染症等の先進医療技術 5件
情報社会を支える新しい高性能情報処理技術 4件
水の循環系モデリングと利用システム 6件
生物の発生・分化・再生 3件
植物の機能と制御 5件
超高速・超省電力高性能ナノデバイス・システムの創製 10件
新しい物理現象や動作原理に基づくナノデバイス・システムの創製 4件
高度情報処理・通信の実現に向けたナノファクトリーとプロセス観測 7件
高度情報処理・通信の実現に向けたナノ構造体材料の制御と利用 7件
医療に向けた化学・生物系分子を利用したバイオ素子・システムの創製 6件
ソフトナノマシン等の高次機能構造体の構築と利用 8件
医療に向けた自己組織化等の分子配列制御による機能性材料・システムの創製 10件
環境保全のためのナノ構造制御触媒と新材料の創製 9件
エネルギーの高度利用に向けたナノ構造材料・システムの創製 9件

<平成15年度採択研究課題(ナノテクノロジー分野別バーチャルラボ)>
新しい物理現象や動作原理に基づくナノデバイス・システムの創製 1件
高度情報処理・通信の実現に向けたナノファクトリーとプロセス観測 1件
医療に向けた化学・生物系分子を利用したバイオ素子・システムの創製 1件
ソフトナノマシン等の高次機能構造体の構築と利用 1件
環境保全のためのナノ構造制御触媒と新材料の創製 1件
 

3.研究実施期間

平成14年度採択課題: 平成14年11月1日から平成19年10月31日まで(5年間)
(ただし平成20年3月31日まで延長の場合あり)

平成15年度採択課題(ナノテクノロジー分野別バーチャルラボ):
平成15年11月1日から平成19年10月31日まで(4年間)
(ただし平成20年3月31日まで延長の場合あり)

 

4.評価項目及び基準

(イ)研究の進歩状況と今後の見込み
・当初の研究計画から見た進歩状況や達成度等はどうか
・研究体制・遂行は適当か
・研究の今後の進め方はどうか
・その他
(ロ)研究成果の現状と今後の見込み
・現状で成果が出ているかどうか
・今後見込まれる成果はあるかどうか
・その他
 

5.中間評価の進め方

 研究領域毎に研究総括が領域アドバイザー、必要に応じて機構が選任する外部の専門家の協力を得て、研究課題毎に、研究者との面談、研究実施場所での調査等により行った。なお、中間評価の進め方については下記の通りである。
 
1) 研究実施中間報告書を研究代表者が作成(平成17年6月〜平成17年1月)
2) 研究実施中間報告書等を研究総括・領域アドバイザー等(評価者)に送付(平成17年6月〜平成17年12月)
3) 研究領域毎に中間評価会を開催(平成17年8月〜平成18年2月)
  (1)研究代表者が実施内容、実施体制、成果等を説明
  (2)研究代表者と評価者との間で質疑応答
4) 各評価者が中間評価記入票を作成(平成17年8月〜平成18年2月)
5) 研究総括による中間評価結果報告書の作成(平成17年11月〜平成18年1月)
  (1)各評価者が作成した中間評価記入票を元に、研究総括が中間評価結果報告書案を作成
  (2)中間報告書案を被評価者へ提示し、意見交換
  (3)中間評価結果報告書を取りまとめ
6) 研究推進部・特別プロジェクト推進室が全研究領域の中間評価結果報告書をとりまとめ、審議会等に報告すると共に一般に公開(JSTホームページに掲載)
  (平成18年3月)
 

6.評価委員

 研究領域毎の評価委員は、中間評価結果報告書に記載のとおりである。
 

7.評価報告書

 研究領域毎の中間評価結果報告書に記載のとおりである。
 

研究領域毎の中間評価(課題評価)結果報告書