ACT-I 情報と未来

概要

 ACT-Iは、我が国が直面する重要な課題の克服に向けて、優れた若手研究者を発掘し育成することを目的とします。そのため、研究総括が定めた研究領域運営方針の下、独創的・挑戦的なアイデアをもつ研究者を見出し、科学技術イノベーションにつながる新しい価値の創造を目指した研究を行うことを支援します。研究総括および領域アドバイザーの助言・指導のもと、若手研究者が独自のアイデアからなる研究を進め、研究領域内外の異分野の研究者と相互触発し、研究者ネットワークを形成しながら研究者としての個を確立することを目指します。

事業実施期間:2016年度~2021年度/平成28年度~令和3年度

戦略目標

「急速に高度化・複雑化が進む人工知能基盤技術を用いて多種膨大な情報の利活用を可能とする統合化技術の創出」
「人間と機械の創造的協働を実現する知的情報処理技術の開発」
「分野を超えたビッグデータ利活用により新たな知識や洞察を得るための革新的な情報技術及びそれらを支える数理的手法の創出・高度化・体系化」

研究総括

後藤 真孝

後藤 真孝(産業技術総合研究所 人間情報インタラクション研究部門 首席研究員)

「情報と未来」研究領域の概要

 情報学とそれに基づく技術開発の目覚ましい進展は、これまでに学術・産業・社会・文化的に新たな価値を生み続けてきましたが、今後も未来社会を創造する中心的技術として、その重要性がより一層高まっています。既に情報学・情報技術は、あらゆる学術分野の進展や、産業・経済の持続発展、物理空間・情報空間が融合した社会基盤の高度化、健康で文化的な生活の質の向上等において、本質的な役割を果たしています。そのため、情報学における独創的な研究開発を推進して、人類が現在および未来において直面する問題を解決しつつ新たな価値を創造することは、人類の未来を切り拓き、人類が持続発展していく上で不可欠です。
 本研究領域では、情報学における研究開発によって未来を切り拓く気概を持つ若手研究者を支援するとともに、新しい価値の創造につながる研究開発を推進します。具体的には、人工知能、ビッグデータ、IoT、サイバーセキュリティ等を含む、情報学に関わる幅広い専門分野において、新しい発想に基づいた挑戦的な研究構想を求めます。今後の学術・産業・社会・文化を変えていくような多種多様な研究開発を、独創的な発想によっていかに推進するかが重要だと考えています。
 研究推進においては、未来開拓型の研究開発、価値創造型の研究開発を募り、本研究領域で若手研究者同士がお互いに切磋琢磨し相互触発する場を設けることで、未来社会に貢献する先端研究を推進する研究人材の育成や、将来の連携につながる研究者のヒューマンネットワーク構築を促していきます。それによって、ひときわ輝き存在感のある研究者がより一層増え、ひいてはより良い未来社会が切り拓かれることを期待します。
 なお、本研究領域は文部科学省の人工知能/ビッグデータ/IoT/サイバーセキュリティ統合プロジェクト(AIPプロジェクト)の一環として運営していきます。

領域アドバイザー

五十嵐 健夫 東京大学 大学院情報理工学系研究科 教授
井上 大介 情報通信研究機構 サイバーセキュリティ研究所 室長
内田 誠一 九州大学 大学院システム情報科学研究院 教授
尾形 哲也 早稲田大学 理工学術院 教授
川原 圭博 東京大学 大学院工学系研究科 教授
河原林 健一 国立情報学研究所 情報学プリンシプル研究系 教授
千葉 滋 東京大学 大学院情報理工学系研究科 教授
土井 美和子 情報通信研究機構 監事
中小路 久美代 公立はこだて未来大学 システム情報科学部 教授
原 隆浩 大阪大学 大学院情報科学研究科 教授
松尾 豊 東京大学 大学院工学系研究科 教授
湊 真一 京都大学 大学院情報学研究科 教授
(五十音順)

採択課題一覧

  1. 平成28年度 採択課題
  2. 平成29年度 採択課題
  3. 平成30年度 採択課題

加速フェーズ

  1. 平成30年度 研究開始課題
  2. 令和元年度 研究開始課題
  3. 令和2年度 研究開始課題

成果発表会

プレス発表

評価・報告書

領域事前評価

領域事後評価

評価委員

委員長  廣瀬 通孝  東京大学 名誉教授・先端科学技術研究センター 特任研究員
副委員長 片寄 晴弘  関西学院大学工学部 教授
委員   淺間 一   東京大学大学院工学系研究科 教授
委員   折原 良平  キオクシア(株)メモリ技術研究所 技監
委員   高橋 利枝  早稲田大学文学学術院・次世代ロボット研究機構 教授
委員   中村 裕一  京都大学学術情報メディアセンター 教授
専門委員 木村 朝子  立命館大学情報理工学部 教授
専門委員 田中 久美子 東京大学先端科学技術研究センター 教授

評価報告書及び評価用資料

「情報と未来」研究領域事後評価報告書

「情報と未来」研究領域事後評価用資料

「情報と未来」研究総括プレゼンテーション資料

参考

「戦略的創造研究推進事業(社会技術研究開発及び先端的低炭素化開発を除く。)の実施に関する規則」抜粋

研究開発課題についての評価・報告書

課題事後評価

  1. 令和2年度研究開始課題分(加速フェーズ)
  2. 令和元年度研究開始課題分(加速フェーズ)
  3. 平成30年度研究開始課題分(加速フェーズ)
  4. 平成30年度採択課題分
  5. 平成29年度採択課題分
  6. 平成28年度採択課題分

課題年次報告書

  1. 令和2年度研究年報
  2. 令和元年度研究年報
  3. 平成30年度研究年報

パンフレット

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