水素領域 研究開発課題紹介

水素領域 グリーン水素製造用革新的水電解システムの開発

トピックス

2025年1月8日
物質・材料研究機構 坂牛健 チームリーダーらが研究成果を発表しました
「グリーン水素製造の新たな鍵:電極触媒の真価を見える化する新手法 ~局所酸性度が性能に影響、新規触媒材料の開発加速に期待~」
JSTプレスリリース
2024年10月28日
山梨大学 宮武健治 教授らが研究成果を発表しました
「高性能高耐久性水電解セルを可能とするアニオン膜を開発 ~ポリフェニレン型高分子の置換基と組成の最適化で高導電率と安定性の両立が可能に~」
山梨大学プレスリリース
2024年10月1日
理化学研究所 中村龍平 チームリーダーらが研究成果を発表しました
「触媒寿命の数理モデル~電極触媒の耐久性予測に向けて~」
JSTプレスリリース
2024年 8月20日
東京大学 内田さやか 教授らが研究成果を発表しました
「極性金属酸化物クラスターを構成要素とするイオン結晶による高速プロトン伝導体を開発―環境にやさしく高効率な水素エネルギーシステムへの応用に期待―」
JSTプレスリリース

チームリーダー

グループリーダー

(五十音順)
氏名 所属・役職
中村 龍平
宮武 健治
山内 美穂

目的

グリーン水素の大量合成に向けて各種水電解システムの様々な問題に対しチーム型研究を展開し、電解セルすべての要素技術を最適化し新規学術を創出し、次世代GX技術を担う若手人材を輩出する。

研究概要

再生可能エネルギー電力の変動や頻繁な起動停止に耐える低温型水電解システムについて、それぞれが抱える課題を根源的に解決することで圧倒的な低コスト・高効率・高耐久化を達成する。研究対象として、変動対応に強いが触媒やセル部材が強酸にさらされるプロトン交換膜(PEM)型、安価な触媒が使えるが構成材全体が強アルカリ水溶液に浸されるアルカリ(AWE)型、PEMとAWEの双方のメリットが活かせるが膜自体が開発途上のアニオン交換膜(AEM)型に取り組む。また、中性付近のpHや海水直接利用を志向した共存イオン、反応温度など、既存系では達成しえない条件にまで実験探索空間を大幅に拡張した水電解に取り組む。本プロジェクトでは材料合成から評価、実用化まで一気通貫で行うことのできるオールジャパンのチームを構成する。これにより、新規電極触媒材料および電解質・セル材料を創出し、確立された技術の社会実装につなぎ、GXに大きく貢献する。

共同研究機関

東京大学、理化学研究所、山梨大学、九州大学、東北工業大学、東京科学大学、神戸大学、物質・材料研究機構、山口大学、東北大学、広島大学、北海道大学

関連サイト

プロジェクトサイト|https://www.catec.t.u-tokyo.ac.jp/wing

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課題概要(673KB)

成果報告書2023年度版(294KB)

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