採択プロジェクト

大学・エコシステム推進型 
スタートアップ・エコシステム形成支援

2021年度

2024年4月12日現在
プラットフォーム名 Greater Tokyo Innovation Ecosystem(GTIE)
https://gtie.jp/
採択プラットフォーム紹介(PDF)
参画している拠点都市の
コンソーシアムなどの名称
スタートアップ・エコシステム「東京コンソーシアム」
主幹機関
  • 東京大学
    【総括責任者】
    執行役・副学長(産学連携)/産学協創推進本部 本部長 渡部 俊也
    【プログラム代表者】
    産学協創推進本部 副本部長/大学院工学系研究科 教授 各務 茂夫
  • 早稲田大学
    【総括責任者】
    研究推進担当理事 若尾 真治
    【プログラム代表者】
    リサーチイノベーションセンター
    (アントレプレナーシップセクション)
    所長 石井 裕之
  • 東京工業大学
    【総括責任者】
    理事・副学長(研究担当)/研究・産学連携本部 本部長 渡辺 治
    【プログラム代表者】
    研究・産学連携本部 イノベーションデザイン機構 機構長/環境・社会理工学院 イノベーション科学系・技術経営専門職学位課程 教授
    辻本 将晴
共同機関
      筑波大学、千葉大学、ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)、東京農工大学、お茶の水女子大学、神奈川県立保健福祉大学、CIC Toranomon合同会社、渋谷スクランブルスクエア株式会社(SHIBUYA QWS)、横浜国立大学、横浜市立大学、東京医科歯科大学、慶應義塾大学、東京都立大学、芝浦工業大学 
幹事自治体 つくば市/茨城県/川崎市/横浜市/渋谷区/東京都
活動概要

① 全体概要
 本構想は、国際競争力の強化、スタートアップの創出や成長、GreaterTokyoの経済の持続的な発展を実現し、また、エコシステムによるイノベーションを社会に実装し、地域に還元する活動を行うことを目的とした「スタートアップ・エコシステム 東京コンソーシアム」に参画する、大学と地方公共団体、大学発イノベーションの取り組みをさまざまな形で支援する民間機関が結集して進めるものである。
SCORE大学推進型(拠点都市環境整備型)に採択されたプラットフォームを主宰している早稲田大学・東京工業大学、そして起業家の輩出などについて随一の成果を上げている東京大学の3機関による共同主幹体制とし、以下のプロジェクトを進める。

②実施項目ごとの概要
(1)起業活動支援プログラムの運営
 本構想においてGTIEサーチファンド(GSF)を設置する。GSFは次の5つの機能を持つ。第1に「経営者人材と研究者とのマッチング(チーム形成)支援」、第2に「GAPファンド提供」、第3に「メンタリング・カスタマーデベロップメント提供」、第4に「シード出資獲得支援」、第5に「大企業とのマッチング支援」である。GTIE予算の一部を用いたGAPファンド提供を行うと同時に、新たにファンディングスキームを構築し、協力機関を中心とした民間企業からの資金提供を受け入れる。GTIEがファンドマネージャを設置し、GAPファンドの募集・選考・審査・運用、そして伴走支援を行う。民間資金に係る受け入れや支援のファンディングスキームも今後検討する。

(2)アントレプレナーシップ人材育成プログラムの開発・運営など
 EDGE-NEXTプログラムで主幹機関を務めている東京大学、早稲田大学がそれぞれ実施しているプログラムを総動員し、本構想のステイクホルダーにシームレスに提供でき、コンソーシアムの受講を希望する全ての者がプログラムを受講できる体制を目指す。特に東京大学では1)研究成果や技術を新産業創出に結び付けるマインドおよびスキルを持つ研究者やエンジニアの育成、早稲田大学では2)小中学高校生への教育プログラム、3)東京外の地域も含めた社会的課題の解決に係るプログラム、を共同機関・協力機関などに広く展開する。また、海外機関との協働プログラムや、仮説構築・検証などの手法において国際通用性の高いプログラムに重点的に取り組む。 (3)起業環境の整備
 GTIE主幹機関の一つである東京工業大学の田町キャンパス(キャンパスイノベーションセンター東京:CIC)の2階から4階の一部を用いてインキュベーション・アクセラレーション機能を持つGTIE活動拠点を形成し、専門家・メンターの配置、コミュニティスペースの運用、ラジオブース、フリー席、オープン席の活用を行う。さらに懇談会、イベント、起業支援セミナー、アイデアソン、ワークショップなどを短サイクルで実施し、コミュニティの活性化を継続的に行う。また、スタートアップが入居可能なオフィスの賃料をエクイティで支払えるようにするなど制度・ルールの検討・提案を行い、インキュベーション施設運営と連携した活動を展開する。 (4)拠点都市のエコシステムの形成・発展
 GTIEおよび東京コンソーシアムの参画機関のネットワークを相互接続し、特に海外ベンチャーキャピタルやアクセラレーターなどとの協業・イベントなどを積極的に進め、ユニコーン創出の確度を飛躍的に高める。本事業においては早稲田大学の国内外のグローバルネットワークを主としつつ、東京大学・東京工業大学や共同機関などのネットワークを総動員し、協力機関に名を連ねている海外組織や民間のイノベーション・コミュニティ創出支援組織と密に連携し、GTIEのコミュニティを形成し、発展させていく。
研究開発課題 研究開発課題一覧
お問い合わせ先 GTIE 東工大事務局
お問い合わせフォーム:https://gtie.jp/contact/
プラットフォーム名 Tokai Network for Global Leading Innovation(Tongali)
https://tongali.net/
採択プラットフォーム紹介(PDF)
参画している拠点都市の
コンソーシアムなどの名称
Central Japan Startup Ecosystem Consortium
主幹機関 名古屋大学
【総括責任者】
東海国立大学機構名古屋大学 機構長 松尾 清一
【プログラム代表者】
副総長/学術研究・産学官連携推進本部長 佐宗 章弘
【プログラム共同代表者】
学術研究・産学官連携推進本部長補佐 加藤 滋
共同機関
      豊橋技術科学大学、名古屋工業大学、岐阜大学、三重大学、名城大学、中京大学、藤田医科大学、名古屋市立大学、岐阜薬科大学、愛知県立芸術大学、椙山女学園大学、光産業創成大学院大学、愛知県立大学 、静岡大学、浜松医科大学、南山大学、豊田工業大学、金城学院大学、中部大学、静岡理工科大学、静岡県立大学、名古屋外国語大学
幹事自治体 愛知県/岐阜県/名古屋市/浜松市
活動概要

①全体概要
 東海地域の17大学が一体となり、Tech Innovation Smart Societyを実現していくために、グローバル展開を志向するシーズアウト型の起業支援、アントレプレナーシップ教育、環境整備を融合していくことで、面でのスタートアップ創出の環境整備を行う。
具体的には、①大学に埋もれた起業可能性の高いシーズ発掘・磨きのためのGAPファンドとインキュベーションプログラム、②アントレプレナーシップ教育の裾野拡大と深化、③プロトタイプ製作と熱い刺激(ステージが異なるコミュニティ・ネットワーキング)に触れることができる場を創る。スタートアップ・エコシステム・グローバル拠点都市「Central Japan Startup Ecosystem Consortium」と連結し本地域のエコシステム形成に取り組む。

②実施項目ごとの概要
(1)起業活動支援プログラムの運営
 参加大学の技術シーズから起業することを目指して、①起業の可能性の高いシーズ情報を共有するために構築しているシーズライブラリを活用した、埋もれた技術シーズの探索、②支援人材である産学連携担当者、事業化プロデューサー候補、メンターなどの協力者が一堂に会したスタートアップを目指す起業チームづくり、③モノづくり・医療などの分野別のGAPファンドからの資金提供および起業研修プログラムの実施、④磨き上げたビジネスモデル・プロダクトをプレゼンし、VCなどからの資金を呼び込むための拠点都市と連携したDemo Dayの開催を行う。最終年には、50社/年のスタートアップを創出するプログラムに成長することを目指していく。

(2)アントレプレナーシップ人材育成プログラムの開発・運営など
 現在実施しているアントレプレナーシップ人材育成"Tongaliプロジェクト"を基盤に、地域で希望する学生などが受講できる教育体制の構築と、起業教育まで深度を高めた教育・育成を行っていく。具体的には、①インセプションから始まるマインドセットプログラム(意識醸成~アイデア創出のトレーニング)、②コンピテンシー・スキルセットと実践教育、③自らのアイデアや技術を用いて起業化を進めるプログラムを実施する。5年後には、拠点都市の全大学84大学のうち30大学が参加し、プラットフォームの全機関の全学教育などでマインドセットステージの教育を行い、プラットフォーム全体で、10,000人/年が受講できる体制を構築する。

(3)起業環境の整備
 地域内の3大学に整備したTongali Tech Base(TTB)中心に、試作機能のほか、メンターやスタートアップの先輩格とのコミュニケーションを通じて、熱い刺激に触れることができる"集う機能"を整える。①効率的な試作品製作・仮説検証環境(ファブラボTTB)の維持・運用、②コミュニティ形成・関係機関とのハブ機能の構築の維持・運用、③共同機関・TTB間の遠隔通信システムの維持・運用といった環境を整備するとともに、大学における起業相談窓口の拡充・起業関係諸ルールのプラットフォーム内設置などを行う。また、大学間および拠点都市内のインキュベーション拠点などとの連携体制を整え、拠点内の交流の機会を創出し、拠点間の連携促進・参画者の裾野の拡大を行う。

(4)拠点都市のエコシステムの形成・発展
 Tongali-PFに「プラットフォーム推進委員会」を設置し、計画・ビジョンの策定やコミュニティ(拠点)の要望に沿ったイベントなどを企画・実施するとともに、拠点都市に設置するコンソーシアム運営委員会に接続し、相互交流の下で拠点都市のビジョン達成に取り組む。また、アドバイザリー委員会を設置し、拠点共同運営機関の有識者を招き、活動の実質化のための助言を受ける。海外のベンチャー先進地域との交流によるノウハウ会得や他の国内グローバル拠点都市との連携にも努める。スタートアップによって還流される人材・資金・ノウハウを、大学の基礎研究・応用研究に再投資することで、新たな起業につながる研究成果を創出するエコシステムを構築する。

研究開発課題 研究開発課題一覧
お問い合わせ先 名古屋大学スタートアップ推進室
メールアドレス:
startup_jimu"AT"aip.nagoya-u.ac.jp
※"AT"部分を""に変えてください)
プラットフォーム名 京阪神スタートアップ アカデミア・コアリション
https://ksac.site/
採択プラットフォーム紹介(PDF)
参画している拠点都市の
コンソーシアムなどの名称
大阪・京都・ひょうご神戸コンソーシアム
主幹機関 京都大学
【総括責任者】
理事(産官学連携担当)澤田 拓子
【プログラム代表者】
成長戦略本部 本部長 室田 浩司
【プログラム共同代表者】
成長戦略本部 副本部長 木村 俊作
共同機関
    大阪大学、神戸大学、大阪公立大学、大阪工業大学、関西大学、近畿大学、京都工芸繊維大学、京都府立大学、立命館大学、同志社大学、龍谷大学、京都先端科学大学、奈良先端科学技術大学院大学、兵庫県立大学、関西学院大学、甲南大学、大阪産業局、京都知恵産業創造の森
幹事自治体 大阪府/大阪市/京都府/京都市/兵庫県/神戸市
活動概要

①全体概要
 本プラットフォームは、「90社以上の大学発スタートアップ創出」をはじめとするKPIを掲げ、起業活動支援・アントレ教育・起業環境整備・エコシステム形成活動を統合的に進めることで、「大阪・京都・ひょうご神戸コンソーシアム」が目指すビジョンの実現に貢献する。プラットフォーム共通のエコシステム機能を開発し、普及させ、本拠点都市で実施されている他の事業などとの有機的な連携を図ることで、「連続的な大学発スタートアップの創出」と「アントレプレナーシップ人材の裾野の拡大」を目指す。大学をはじめとする各参画機関の特徴を生かしたシナジーが最大限発揮できる国際的なスタートアップ創業環境を構築する。

②実施項目ごとの概要
(1)起業活動支援プログラムの運営
 バイオ・ヘルスケア・ライフサイエンス・ものづくり・情報通信・人文社会系・アグリビジネス・学生主導の各分野からグローバルインパクトのあるアカデミックシーズを募集し、技術視点と事業化視点の両面から、参画大学に産業界などの外部人材を加えた委員会が審査を行う。プラットフォーム共通の専任支援人材による支援体制を整え、研究開発課題の申請書類・開発計画書の作成から経営人材とのマッチングを含むハンズオンを視野に入れた支援を行う。京都大学・大阪大学が構築したVCネットワークとOsaka Innovation Hubが培ってきた「メンター、先輩起業家、投資家」などを利用して多様な支援人材を確保し、スタートアップへとつなげる。

(2)アントレプレナーシップ人材育成プログラムの開発・運営など
 地域中核大学(京都大学、大阪大学、神戸大学)が共同で、体系だった起業家教育プログラムを開発し、エントリー~応用~実践レベルの全てをカバーする。また、フィールドワークを通し課題を同定できるプログラムも開発し、京阪神全体に展開する。その上で、拠点都市全体の多様な大学機関、企業、自治体の活動と有機的に連結させ、お互いの"強み"を共有し、"補完"することで、拠点都市全体の共通インフラとしての起業家教育を実現する。広範な大学機関における希望者が、興味のあるプログラムを受講できるようにする地域共通基盤ウェブサイトを活用することで、一気にアントレプレナーシップ人材の裾野を拡大する。

(3)起業環境の整備
 SCORE大学推進型(拠点都市環境整備型)において試作機器や動画撮影設備などを整備した5つの拠点(京都大学、大阪大学、大阪工業大学、大阪産業局、神戸大学)をプラットフォームの起業活動支援の場として実働させる。外部のインキュベーション施設などとも連携し、本プラットフォームのスタートアップ創出や人材育成活動を促進させるイベントなども行う。また、5つの主幹・共同機関から構成される相談窓口連絡会を設け、多様な起業に関する相談に対し、プラットフォームが持つ知見、情報、人脈を活用したサポートを提供する。さらに、起業を視野に入れた諸規定の整備が進んでいる大学をモデルとし、各大学の実情も加味した各種規定の整備を進める。

(4)拠点都市のエコシステムの形成・発展
 プラットフォーム推進会議を通じて共同・協力機関との意思疎通を図り、運営方針の決定と活動の進捗を管理する。幹事自治体とは定期的に連絡会を開催し、意識のすり合わせを行い、拠点都市のビジョンの実現に貢献する。また、Demo Dayやピッチイベント、勉強会などを開催することで、参画機関内外のネットワークの強化やPR活動を行い、外部のスタートアップ創出推進プログラムやVCとの相乗的な連携を推進する。さらに、Hack OsakaやHVC Kyotoなどのグローバルネットワークと本プログラムから生まれるスタートアップ予備軍とのマッチングを行い、京都大学・大阪大学などが培った海外ネットワークも加えた連携を進める。

研究開発課題 研究開発課題一覧
お問い合わせ先 公益財団法人大阪産業局(KSAC事務局)
お問い合わせフォーム:
https://ksac.site/contact/