統合型材料開発システムによるマテリアル革命

SIP「統合型材料開発システムによるマテリアル革命」シンポジウム
~マテリアルズインテグレーション(MI)による材料開発手法の刷新~
開催報告

2020年5月25日

 SIPワークショップ2019の一環として、JST SIPグループでは、シンポジウム「統合型材料開発システムによるマテリアル革命 ~マテリアルズインテグレーション(MI)による材料開発手法の刷新~」を12月20日午後に東京・千代田区のイイノホールにおいて、内閣府、文部科学省と開催しました。
 シンポジウムは、高原勇内閣府大臣官房審議官の開会挨拶、三島良直プログラムディレクターの挨拶および産官学44機関(企業18、大学22、公的機関4)が取り組むプロジェクト概要などの説明に続き、東北大学教授・小谷元子氏による「次世代材料探索のための数学ー材料科学連携 ~数理科学の新たな役割~」と題した基調講演から始まりました。次に3領域で進めている研究開発の取り組み等について各領域から発表を行い、毛利哲夫サブブプログラムディレクターによる閉会の挨拶で終了しました。また、ホールロビーにおいて本課題の概要ポスターを、ホワイエにおいてはSIP二期全12課題紹介パネルを展示し、本課題をはじめSIP事業の全体の紹介となりました。
 約400名の来場者を迎えて、我が国で開発してきたマテリアルズインテグレーションの技術基盤を活かし、欲しい性能から材料・プロセスをデザインする統合型材料開発システムの開発を行い、航空機の機体用高機能CFRPの開発や粉末・3D積層などの材料プロセスによる金属・セラミックス材料の開発を目指すロジェクト概要紹介を行うことができました。

SIPシンポ2019_マテリアル革命_ポスター.pdf

内閣府ホーム:

プログラム

13:00~13:05 開会挨拶 内閣府
13:05~13:20 【PD挨拶「統合型材料開発システムによるマテリアル革命」概要紹介】 三島 良直 プログラムディレクター
13:20~14:05 【基調講演】
「次世代材料探索のための数学―材料科学連携 ~数理科学のための新たな役割~」
 小谷 元子(東北大学)
14:05~14:45 【先端的構造材料・プロセスに対応した逆問題MI基盤の構築】
「マテリアルズインテグレーションによる材料開発の加速」
 A領域長 出村 雅彦(物質・材料研究機構)
14:45~15:00 <休憩>
15:00~15:30 【逆問題MIの実構造材料への適応(CFRP)】
「計算工学による先進複合材料における研究開発」
 B領域長 岡部 朋永(東北大学)
15:30~16:00 【逆問題MIの実構造材料への適応(粉末・3D積層)】
「粉末造形・粉末治金プロセスを中心とした高性能耐熱部材の開発」
 C領域長 渡邊 誠(物質・材料研究機構)
16:00~16:05 【閉会挨拶】 毛利 哲夫 サブプログラムディレクター

※SIPパネル展 同時開催(SIP第2期|2課題の研究課題パネルを展示)

会場(講演)の様子

    • タイトルスライド

    • PD挨拶および課題紹介

    • 基調講演

    • 閉会挨拶

ポスター展示の様子

    • ホールロビーでの課題ポスター展示

    • ホールホワイエでのSIPパネル展示