革新的燃焼技術

最終更新日:2015年12月24日

高校生向け研究者ミニライブ講演&ブース展示を行いました

SIP「革新的燃焼技術」課題では、平成27年8月5日(水)・6日(木)にインテックス大阪で行われた「平成27年度スーパーサイエンスハイスクール(SSH)生徒研究発表会」にて、SSH指定校生徒をはじめとする高校生や一般の方々に向けて、若手研究者が取り組む“最先端の燃焼研究”についてお話しする「研究者ミニライブ講演」と、ポスター展示を行いました。

今年度の「SSH生徒研究発表会」には、日頃の課題研究の成果を発表しようと日本全国のSSH指定校の代表生徒や関係者が集結し、2日間延べ約4,500名が参加しました。

  • SSH生徒研究発表会ポスター発表会場の様子
    ▲SSH生徒研究発表会ポスター発表会場の様子
  • ブース展示の様子
    ▲ブース展示の様子

8月6日(木)の午後に行ったSIP「革新的燃焼技術」課題の研究担当者による研究者ミニライブ講演では、「謎がいっぱい!? ガソリン着火の最先端科学」をテーマに茨城大学工学部の田中 光太郎准教授が、また、「スパコンで実現! 最新の自動車用エンジン燃焼をシミュレーション」をテーマに大阪大学大学院工学研究科の堀司助教が、ともに取り組む研究について熱く語りました。その後のトークセッションでは研究者になったきっかけや研究者としての日常などについて紹介し、参加者からの率直な質問に笑顔で答えました。参加者定員30名のブースには、ピーク時、立ち見を含めて70名もの生徒や教員の方々が集まり、二人のトークに耳を傾けていました。

  • 田中准教授による講演の様子
    ▲田中准教授による講演の様子
  • 堀助教による講演の様子
    ▲堀助教による講演の様子
  • トークセッションの様子。生徒からの素直な質問に、講師も笑顔に。
    ▲トークセッションの様子。生徒からの素直な質問に、講師も笑顔に。

終了後、田中光太郎准教授からは、「エンジン燃焼や自動車に興味を持つ高校生に出会うことができ、高校生のやる気を強く感じました。是非、その気持ちを大切に、日本の基幹産業である自動車産業を支える人材になって欲しいです。機会があれば、一緒にエンジンやその燃料について研究できれば最高です!」とのコメントが寄せられました。

SIP「革新的燃焼技術」課題としては、今回の出展により、SIP終了時には各研究機関の研究室で活躍する世代となっている高校生たちへ取り組む研究・開発の意義やこの面白さなどを知らせることで、今後、優秀な人材が育ち、本課題に関わる研究分野・産業分野へ集まることを期待しています。

[参考URL]

SSH 公式サイト「平成27年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会」
https://ssh.jst.go.jp/ssh/public/sshevent.html

SIP「革新的燃焼技術」課題 公式サイト
「高校生向け研究者ミニライブ講演&ブース展示」実施概要 詳細
http://www.jst.go.jp/sip/k01_event20150805.html