問題解決型サービス科学研究開発プログラム 【国立研究開発法人科学技術振興機構 社会技術研究開発センター】

平成29年3月で本プログラムは終了いたしました。

プロジェクト紹介

平成25年度採択

≪研究開発プロジェクト≫ A研究

救命救急サービスを核とした地域の安心・安全を創出する知的社会サービス基盤の創生

濱上知樹写真

■研究代表者
濱上 知樹 
横浜国立大学大学院工学研究院 教授
■目 的

  • 地域共創・知的循環型サービスの設計・運用論を明らかにし,知的社会サービス基盤を創生する
  • サービス評価,経済性,受容性を「感性」に基づき評価・設計する方法論を組み合わせた新たなサービスモデルを提案する
  • 救命救急サービスを核として,さらに普遍性・汎用性のある科学として高度化するために,都市交通等の地域の安心安全を創出する具体的社会サービスへの展開をはかる

■アプローチ

  • ①救急医療BigDataを用いた知的コールトリアージの実現と高度化
  • ②地域共創・循環型サービスへ移行するためのフィールドトリアージの設計・実装
  • ③他サービスへの分析,ベストプラクティス事例による分析
  • ④「感性」を軸としたサービス評価方法の検討
  • ⑤「感性」に着目したサービスプロセスモデルと改善のための設計法の検討
  • ⑥地域共創・循環型サービス創出理論を構築

《概要》

救命救急システムは地域社会の安心・安全にとって重要な公共サービスの1つである。しかし、社会構造の変化に伴って増え続ける要求に対し、サービス提供者(ドナー)の負担増加や住民(レセプタ)へのサービスの質低下が課題になっています。

本プロジェクトは、救命救急サービスを高度化し、社会実装することを目指します。この研究開発の中で、新たなサービスの評価・設計・運用の技術と方法論を確立します。具体的には、ベネフィット(利益)、リスク(危機)、コスト(費用)の視点からサービスを表現し、その体系的記述を用いて地域住民等ステークホルダーの社会的受容を評価します。この結果をサービス設計にフィードバックし、さらに効率的な運用につなげる循環モデルを確立します。これらの試みにより救命救急サービスの質向上、コスト削減、社会的受容を促進することに貢献します。

《研究概念図》

説明図

本資料は以下に帰属する
プロジェクト:救命救急サービスを核とした地域の安心・安全を創出する知的社会サービス基盤の創生
プロジェクトリーダー:濱上 知樹


スフィアより