問題解決型サービス科学研究開発プログラム 【国立研究開発法人科学技術振興機構 社会技術研究開発センター】

平成29年3月で本プログラムは終了いたしました。

プロジェクト紹介

平成24年度採択

≪研究開発プロジェクト≫ A研究

文化的な空間における触発型サービスによる価値創造

中小路久美代写真

■研究代表者
中小路 久美代 
京都大学 学際融合教育研究推進センター デザイン学ユニット 特定教授
■目 的

  • ミュージアムという文化的な空間が提供するサービスを、来館者と学芸員との間の触発するコミュニケーションとして捉える
  • 触発型サービスを記述・表現し、評価するモデルを構築する

■アプローチ

  • コレクティブクリエイティビティを支援する環境と芸術創作や科学的発見のプロセスに基づく認知科学的なアプローチを採る
  • ミュージアムにおけるワークショップの実践とフィールドスタディによりモデルを漸次的に構築する
  • 情報技術をプローブとして実世界に投入し、人々の反応を見ながら、そのオブジェクトの在り方や影響を観察する

ミュージアムは、日常生活に彩りや癒しを与え世界を日常とは異なった視点で見ることを促すといった、新たな価値体験の機会をサービスとして提供する場と言えます。しかしながら、ミュージアムの展示の成否は、どれだけ人々を触発したかといった触発型サービスの質としての観点からではなく、来場者数といった尺度でのみ語られがちです。

私たちは、ミュージアムが提供する豊かな体験を可能とする仕組みや仕掛けと、それらがどのように人々を触発するかといった効果について、表現し、語り合い、比較し、より良くしていくことの出来るようなモデルを作りたいと考えています。

本プロジェクトでは、ミュージアムにおける体験を触発型サービスとして捉えます。そして、ミュージアムにおける触発型サービスを、記述・評価・促進するためのモデルを構築します。そのコアとなるのは、来館者と学芸員の間で生じる循環する触発型のコミュニケーションと考えています。構築するモデルは「来館者が触発を受けるポイント」、「学芸員の展示の意図や表現方法」、「触発された結果による表現の創出と共有のメカニズム」の要素によって構成されるものとなります。

ミュージアムにおけるワークショップの実践を中心として、認知科学に基づくフィールドスタディと、小規模の比較的簡便に実装、利用が可能な情報技術をプローブとして実世界に投入するプローブスタディとによって、触発という現象を明らかにしていくとともに、モデルを発展していきます。

説明図

本資料は以下に帰属する
プロジェクト:文化的な空間における触発型サービスによる価値創造
プロジェクトリーダー:中小路久美代


スフィアより

■研究開発実施報告書


■関連情報