RISTEX共催「”科学技術をめぐる問い”に挑む──人文社会科学としてのELSI/RRI」(9月25日(金)開催)
イベント | 2026年9月25日

2026年度科学技術社会論学会シンポジウム
新しい知識や技術が次々に生まれることにともない、倫理・法律・制度・文化にかかわるさまざまな問題が立ち上がっている。こうした課題に向き合う枠組みとして注目されているのがELSI((科学技術の)倫理的・法的・社会的課題)やRRI(責任ある研究イノベーション)である。ELSI/RRIに関心を持つ、あるいは協力を求められる人文社会科学の研究者も増えてきているのではないか。他方でELSI/RRIが人文社会科学にとってどのような意味を持つのかを振り返る機会は少ない。ELSI/RRIは研究開発のサポートという狭い目的に限定されるのではなく、新しいテーマや研究のつながりを通じて、人文社会科学の実践そのものに変革をもたらすチャンスにもなるはずである。もちろん人文社会科学といっても一枚岩ではなく、重きを置く姿勢やアプローチによってはELSI/RRIへのそのような形での参加は容易でないだろう。こうした多様性を踏まえてELSI/RRI のあり方を立体的に考えていくことも必要である。
本シンポジウムでは、ELSI/RRIの研究実践において、定量的、定性的社会科学のアプローチで取り組んでこられた田中幹人先生と後藤基行先生に、それぞれのご経験と、それを踏まえた見解についてご講演いただく。さらに指定討論、パネルディスカッションを通じて、当該領域の可能性を探る。
日時:2026年9月25日(金)15:00-17:45(予定)
形式:オンラインのみ(zoomウェビナー)
主催:科学技術社会論学会
共催:科学技術振興機構 (JST) RISTEX、東京科学大学未来社会創成研究院
後援:研究・イノベーション学会、日本リスク学会(50音順)
定員:500名
参加費:無料
参加申込:事前申し込み制 ※会員・非会員問わずご参加いただけます
詳細はこちらをご覧ください
プログラム
講演1:「どのような社会に生きたいのか」を、どう語りあうべきか?―プロジェクト「現代メディア空間におけるELSI構築と専門知の介入」の経験より
田中幹人 早稲田大学 政治経済学術院 教授
講演2:医療・福祉の記録を、誰と読み、どう社会にひらくか?―プロジェクト「医療・ヘルスケア領域におけるELSIの歴史的分析とアーカイブズ構築」の経験より
後藤基行 立命館大学 大学院先端総合学術研究科 准教授
指定討論(予定)
唐沢かおり 東京大学名誉教授
小林傳司 大阪大学名誉教授、公益財団法人 国際高等研究所 副所長
ディスカッション:「ELSI/RRIをチャンスに変える!?」
ELSI/RRIを、新たな研究課題や社会との接点をひらく機会として 捉えることはできるのか。講演者・討論者とともに議論します。
パネル登壇
山口富子 科学技術社会論学会 会長/国際基督教大学 教養学部 教授
モデレーター
見上公一 慶應義塾大学 理工学部 准教授
総合司会
日比野愛子 東京科学大学 未来社会創成研究院 教授
関連リンク
- 2020年度採択 田中プロジェクト:現代メディア空間におけるELSI構築と専門知の介入
- 2022年度採択 後藤プロジェクト:医療・ヘルスケア領域におけるELSIの歴史的分析とアーカイブズ構築
- 2024年度採択 見上プロジェクト:工学生物学のELSI検討と「責任ある」研究開発エコシステムの構築
- 2021年度採択 日比野プロジェクト:持続可能社会に向けた細胞農業技術のELSI/RRIの検討