工学生物学のELSI検討と「責任ある」研究開発エコシステムの構築
研究開発プロジェクト
- バイオ・ライフ
プロジェクト概要
本プロジェクトは、工学生物学(Engineering Biology)を対象にELSIの検討を行い、研究開発が社会と自然の両方にとって望ましい形で進められるための研究開発エコシステムの構築を目指します。工学生物学は、社会のニーズを反映して多様な生物システムを人為的にデザインする工学的アプローチであり、その目的はバイオエコノミーの創出から気候変動対策まで多岐にわたります。異なる目的を持つ工学生物学の研究事例のELSIを比較検討することを通じて、それらに共通する人間と自然の適切な関係についての捉え方とその背景にある自然観を明らかにするとともに、そのような自然観を反映させながら研究開発を進めていくための研究開発エコシステムの在り方について考察を行い、その実現に資する公的な研究支援ツールの開発を試みます。
・参画・協力機関:桜美林大学、関西大学、京都産業大学、慶應義塾大学、札幌医科大学、千葉大学、東京大学、同志社大学、株式会社日立コンサルティング
・キーワード: 工学生物学、ELSIの比較分析、研究開発エコシステム、ELSI支援ツール
・研究開発期間: 2024年10月~2028年3月
・グラント番号: JPMJRS24J3
見上 公一
慶應義塾大学 理工学部
准教授