プロジェクト紹介
目標1 研究開発プロジェクト(2020年度採択)身体的共創を生み出すサイバネティック・アバター技術と社会基盤の開発
プロジェクトマネージャー(PM)南澤 孝太慶應義塾大学 大学院メディアデザイン研究科 教授
概要
【誰もが自由に活躍できる未来社会を目指し「もう1つの身体」としてのサイバネティック・アバターをデザインする】
人々が自身の能力を最大限に発揮し、多様な人々の多彩な技能や経験を共有できるサイバネティック・アバター技術を開発します。技能や経験を相互に利活用する場合の制度的・倫理的課題を考慮して、人と社会に調和した、身体的な技能や経験を流通する社会基盤を構築します。2050年には、この流通が人と人との新たな身体的共創を生み出し、サイバネティック・アバターを通じて誰もが自在な活動や挑戦を行える社会を実現します。
CAを通じた自己の拡張/2050年の身体的共創CAの利用イメージ
2030年までのマイルストーン
【緊急時でも多様な人材により、素早く問題解決できる大規模遠隔互助社会の実現】
災害や感染症等の緊急時に、多分野の専門家が多数のCAを並列・協調することによって、直接の支援が難しい現場を効率よく互助・協働支援できる。
【生まれながらの身体に制約されず社会参画ができる遠隔互助社会の実現】
身体・脳の制約のある人が、自らの身体的・認知・知覚能力を自立的に拡張でき、互いが合意する他者との技能合体CAとも連携協調することによって、さらにこれらの能力を拡張でき、新しい文化・芸術・スポーツ・教育活動に参画できる。
2025年までのマイルストーン
【技能や経験を互いに提供し合って能力拡張する技能合体流通社会の実現】
合意した複数人が、ネットワークを通じて身体・認知・知覚能力を融合できるCAを通じて、異なる技能や経験を連携協調することによって、身体の障碍の有無に関わらず、互いの個性を尊重し違いを活かしながら、多様な技能や経験が求められるフィールドにおいて利用者のニーズに応じた適切な能力拡張が行えるようになり、新しい仕事・教育・文化・スポーツ等の特定の活動に参加できるようになる。
研究開発項目(クリックすると、それぞれの成果概要ページに遷移します)
課題推進者リスト
研究開発項目[1] | 鳴海 拓志 | 東京大学 大学院情報理工学系研究科 准教授 |
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研究開発項目[1] | 嶋田 総太郎 | 明治大学 理工学部 教授 |
研究開発項目[1] | 新山 龍馬 | 明治大学 理工学部 専任准教授 |
研究開発項目[2] | 笠原 俊一 | 株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所 リサーチャー |
研究開発項目[2] | 柴田 和久 | 理化学研究所 脳神経科学研究センター チームリーダー |
研究開発項目[2][4] | 南澤 孝太 | 慶應義塾大学 大学院メディアデザイン研究科 教授 |
研究開発項目[2] | 温 文 | 立教大学 現代心理学部 准教授 |
研究開発項目[3] | 田中 由浩 | 名古屋工業大学 大学院工学研究科 教授 |
研究開発項目[3] | 西田 惇 | University of Maryland College Park Department of Computer Science Assistant Professor |
研究開発項目[3] | 平田 仁 | 名古屋大学 大学院医学系研究科 特任教授 |
研究開発項目[4] | 深堀 昂 | avatarin株式会社 代表取締役CEO |
研究開発項目[4] | 佐藤 雅明 | 東海大学 観光学部 准教授 |
研究開発項目[5] | 吉藤 健太朗 | 株式会社オリィ研究所 代表取締役CVO |
研究開発項目[6] | 赤坂 亮太 | 大阪大学 社会技術共創研究センター 准教授 |
研究開発項目[6] | 江間 有沙 | 東京大学 国際高等研究所東京カレッジ 准教授 |
研究開発項目[6] | 大澤 博隆 | 慶應義塾大学 理工学部 准教授 |
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- プロジェクト概要(276KB)