プロジェクト紹介
概要
本プロジェクトでは、ホスピタリティ豊かでモラルある対話行動を基軸としたサイバネティック・アバター(CA)を開発することで、主婦・主夫や高齢者など時間・空間的な制約のある人でも、CAの遠隔操作を通して多様な社会活動に参画できるアバター共生社会を実現します。この社会では、災害や感染症など社会規模の問題が生じたときでも、多種多様な人材がCAを活用することで遠隔操作によって問題を素早く解決することができ、大規模遠隔互助社会が実現されます。また、一人暮らしや離島等の孤立的な生活環境に暮らす人も、CAを介して多くの専門家に見守られることで安心感のある日常生活を送ることができるようになります。
2030年までに、CA技術によって操作者の身体的・認知的能力を拡張し、操作者の活力(生産性や学習効果)を増強したうえで、複数人の操作者が複数体のCAを遠隔操作することで教育や医療等の仕事に従事できるようになることを目指します。2050年には、専門家のみならず誰もがCAを通して時間と空間の制約にとらわれず、能力を拡張して活躍することができるようになります。生活様式が劇的に変革しますが、CA技術と社会とのバランスのとれたアバター共生社会を実現します。
2030年までのマイルストーン
【緊急時に多様な人材で、素早く問題解決できる大規模遠隔互助社会の実現】
災害や感染症等の緊急時に、多分野の専門家が多数のCAを並列・協調することによって、直接の支援が難しい現場の被害状況または感染状況を効率よく対話・行動で把握できる。
【多くの専門家に見守られた安心感のある日常生活へ変革】
法律、医療、介護、教育等の専門家が、複数のCAを半自律化・協調することによって、パソコン等の操作が難しい高齢者や障害者等に、いつでもどこでも日常生活に必要なサービス(見守り、健康・医療相談、運動支援、学習支援等)を提供できる。
2025年までのマイルストーン
【主婦・主夫や高齢者等が新たな社会活動に参画できる変革】
公共・商業施設や大阪・関西万博など人が集まる場において、主婦・主夫や高齢者や障害者が、CA基盤下で複数のCAを連携・協調することによって、年齢、性別、国籍、障害に応じて利用者と関わりながら、そのニーズを聞いてフレンドリーな(ホスピタリティのある)対話や行動を実現できる。
研究開発項目(クリックすると、それぞれの成果概要ページに遷移します)
課題推進者リスト
研究開発項目[1] | 石黒 浩 | 大阪大学 大学院基礎工学研究科 教授 |
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研究開発項目[1] | 小川 浩平 | 名古屋大学 大学院工学研究科 准教授 |
研究開発項目[1] | 仲田 佳弘 | 電気通信大学 大学院情報理工学研究科 准教授 |
研究開発項目[1] | 塩見 昌裕 | 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 インタラクション科学研究所 室長 |
研究開発項目[1] | 吉川 雄一郎 | 大阪大学 大学院基礎工学研究科 准教授 |
研究開発項目[1] | 港 隆史 | 理化学研究所 情報統合本部 チームリーダー |
研究開発項目[1] | 中村 泰 | 理化学研究所 情報統合本部 チームリーダー |
研究開発項目[2] | 河原 達也 | 京都大学 大学院情報学研究科 教授 |
研究開発項目[2] | 猿渡 洋 | 東京大学 大学院情報理工学系研究科 教授 |
研究開発項目[2] | 東中 竜一郎 | 名古屋大学 大学院情報学研究科 教授 |
研究開発項目[2] | 李 晃伸 | 名古屋工業大学 大学院工学研究科 教授 |
研究開発項目[2] | 駒谷 和範 | 大阪大学 産業科学研究所 教授 |
研究開発項目[3] | 原田 達也 | 東京大学 先端科学技術研究センター 教授 |
研究開発項目[3] | 黒瀬 優介 | 東京大学 先端科学技術研究センター 特任講師 |
研究開発項目[3] | Lin Gu | 理化学研究所 革新知能統合研究センター 研究員 |
研究開発項目[3] | 椋田 悠介 | 東京大学 先端科学技術研究センター 講師 |
研究開発項目[3] | 鈴木 潤 | 東北大学 データ駆動科学・AI教育研究センター 教授 |
研究開発項目[4] | 堀井 隆斗 | 大阪大学 大学院基礎工学研究科 講師 |
研究開発項目[4] | 中村 友昭 | 電気通信大学 大学院情報理工学研究科 准教授 |
研究開発項目[4] | 杉浦 孔明 | 慶應義塾大学 理工学部 教授 |
研究開発項目[4] | 谷口 忠大 | 立命館大学 総合科学技術研究機構 客員研究教員(教授)/京都大学 大学院情報学研究科 教授 |
研究開発項目[4] | 鈴木 陽介 | 金沢大学 理工研究域 准教授 |
研究開発項目[4] | 貴島 晴彦 | 大阪大学 大学院医学系研究科 教授 |
研究開発項目[5][7] | 宮下 敬宏 | 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 インタラクション科学研究所 所長/インタラクション技術バンク バンク長 |
研究開発項目[5] | 内海 章 | 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 インタラクション科学研究所 室長 |
研究開発項目[5] | 吉見 卓 | 芝浦工業大学 工学部 教授 |
研究開発項目[6] | 河岡 慎平 | 京都大学 医生物学研究所 特定准教授/東北大学 加齢医学研究所 准教授 |
研究開発項目[6] | 和泉 自泰 | 九州大学 生体防御医学研究所 准教授 |
研究開発項目[6] | 春野 雅彦 | 情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センター 室長 |
研究開発項目[6] | 住岡 英信 | 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 石黒浩特別研究所 グループリーダー |
研究開発項目[6] | 中江 文 | 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 石黒浩特別研究所 主任研究員 |
研究開発項目[7] | 熊﨑 博一 | 長崎大学 生命医科学域 教授 |
研究開発項目[7] | 西尾 修一 | 大阪大学 先導的学際研究機構 特任教授 |
研究開発項目[7] | 村田 正幸 | 大阪大学 大学院情報科学研究科 教授 |
研究開発項目[7] | 袖山 慶直 | ソニーグループ株式会社 テクノロジープラットフォーム Technology Infrastructure Center |
研究開発項目[8] | 中野 有紀子 | 成蹊大学 理工学部 教授 |
研究開発項目[8] | 神田 崇行 | 京都大学 大学院情報学研究科 教授 |
研究開発項目[8] | 久木田 水生 | 名古屋大学 大学院情報学研究科 准教授 |
研究開発項目[8] | 湯淺 墾道 | 明治大学 専門職大学院 専任教授 |
研究開発項目[8] | Alberto Sanfeliu | Universitat Politècnica de Catalunya Institut de Robòtica i Informàtica Industrial Professor |
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